最近次男が帰国して(夏休み)アメリカの風を我が家に持ち帰ってきた。意識していなかったが、私はアメリカに帰りたくなった。あのミシガンの大自然に抱かれたような、新緑の中へ帰りたい。友達にも会いたい。
三男はもっと複雑な思いだろう。
それでも、仙台にも大好きな場所がある。定禅寺ストリート。大きなケヤキ並木は、懐広く、市民を誰彼と選別することなく、等しくやさしく見下ろしてくれている。
しかし、私には気になることがある。とある機会に話した人から、あのケヤキ並木は人造並木である。ケヤキは自然に成長するなら、ああいう並木にはなれないと。剪定に剪定が繰り返されて、ああいう並木ができあがった。
正直ショックだった。手塚治虫 のジャングル大帝 を読んでから、動物園がひどく悲しいものに思えてきた、あれとまったく同じ気持ちになっている。
残念ながら、その機会が飲み会だったために、話の内容があまり鮮明ではない。タイトルだけが、強く頭の中に残っている状態。
もう一度話を聞かせてくださいと、星のない梅雨空にお願いしてみよう。