NHKの「仕事の流儀」って、もう10年にもなるのね。
私が知ったのは最近のこと。だから、最近取り上げられた人のことしか知らなかったのだが、10周年という節目もあって、漫才師岡村さんが、10年の中で印象に残った人3人を特別取材するというシリーズに出会った。
りんごの無農薬栽培に成功した、木村さんという方の話はとても面白かった。
木村さんのストーリーは、すでにとても有名なものなんだね。オフィシャルページもあるからすごい。
だけど、そういうことではなく、彼のゆっくりとした、話がとても面白かった。
壁はどうやって乗り越えられてきはったんですか? と問う、岡村さん。
壁はな。自分が作っていると思うんだよ。と答える木村さん。
問答のようだ。
テントウムシはな、害虫を食べるいい虫っていわれるけど、本当かと思ってずっと見ていた。
上から見るより、下から見た方がよく見えるから、寝そべってテントウムシを見ていたら、周りの人が、
いい気なもんだ。りんごもできないのに、昼から寝てる と言っていた。 と、笑う。
テントウムシって本当はどのくらい虫を食べてくれるんだろう・・・って考えたこと無い私は、唸った。
なんでも、鵜呑み状態ではないのか・・。ネット情報、安易な情報、鵜呑み輩がまん延していないか。
国会中継を聞いていると、やたら「あの~」とか「えー」とかいう、フィラーが気になるけど、このひとの話って、そういう気になるフィラーがないんだよね。
嘘が無いからかと思う。大きく見せる必要もないからかもしれない。いい話をしようと思うと、どこか力が入るのかもしれない。
ひとつだけ、私と共通することがあった。笑っていよう と思う信念。忘れそうになるけど、笑っていたい、にこにこして居たいと思っている私。やっと同じところがあったよ。