昨日は、錦織君の試合を、残業なしで家に帰り、観戦した。
通勤途中も車で放送で解説を聞いていたので、出だしはとても調子がよかったように感じていた。
家についてから、実際に映像を見る頃には、顔つきが自信のなさそうな顔に変わっていた。
ちょっとしたミスにも、大きく顔が落胆していく。表情が前回の試合とまるで変っていた。傍からみているからわかることなのだろう・・。調子は悪くないし、すごくいい試合をしていたのだが、ポイントを取れないとみるみる自滅していくような感じに、私には映った。
対するジョコビッチは、感情を出さない。秘めて秘めて、耐えている感じがする。一度だが、自分の服を思い切り噛んでいる映像が映し出された。
感情は激し動いているのだろうが、服を噛むことで、表にでる言葉をかみ殺しているように見えた。
私のようなテニスのレベルでも・・・・試合で同じような思いを何度もしている。自分から、落ちていくような感じだ。自分のミスに対して、何かに当たり散らすように、怒りがおき、比例するように自信がなくなり、落胆する。何故ミスをしたのかなどは、考えられなくなる。ただ、ミスをしてポイントを落とした自分が許せなくなってくる。
自分への怒りで、自分が落ちていく感じだ。
人間に感情があることが、とても難しいと感じる。感情が破壊する、そんなプロセスを見たようだ。
錦織君のテニスはすごい。ただ、感情、自分の感情コントロールだけが問題なんだと思った試合だった。