ヒトリシズカのつぶやき特論

起業家などの変革を目指す方々がどう汗をかいているかを時々リポートし、季節の移ろいも時々リポートします

前橋市富士見町の沼の窪というザゼンソウ群生地に行って来ました

2016年02月29日 | 旅行
 前橋市富士見町の山あいにある沼の窪というザゼンソウ群生地に行って来ました。

 赤城山南面のスギ林の中を流れる細ヶ沢川というせせらぎ沿いの斜面の湿地に、ザゼンソウが花を咲かせています。

 ここは元々、元富士見村の“村営杉林”内です。標高が約600メートルある山あいを流れるせせらぎに沿って、ザゼンソウの群生地が広がっています。湿地帯は、スギ林の森陰になっています。



 せせらぎ沿いの斜面の湿地帯には、木製の立派な遊歩道が設けられています。

 ザゼンソウがぽつんぽつんと、咲いています。自然界では、これが自然です。



 一般に“花”と思われている濃い赤紫色のものは「包」と呼ばれるもので、本当の花は中にある薄い黄色の筒状の部分です。



 湿地帯の一番上側では、かなりの厚さの霜柱に囲まれています。朝晩はまだ冷え込みが厳しそうです。



 現地にいた方のお話では「2月初めは雪に覆われていた時もあった」そうです。でも、今年の冬は暖冬だったので、昨年の冬に比べて、ザゼンソウの花がだいぶ早く咲いたそうです。

 湿地帯の一番下側の杉林が切れた斜面には、ロウバイの木が花を咲かせています。ここが寒いことを物語っています。







 このザゼンソウの群生地は、旧富士見村の住民の方が大切に守っているそうです。木製の遊歩道なども地元が負担されているようです。

 杉林近くの山道は、ソメイヨシノ(染井吉野)の並木があり、4月ごろには花見で賑わいそうです。