新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

ニュース雑感

2015-06-05 14:17:45 | コラム
“Every coin has two sides.”:

未だ頭も回転せず、指も思うようには動きませんが、これくらいは言っておきたいのです。

入院中も仕方なくテレビのニュースは見ていましたし、国会の安保法制委員会も聴いていました。野党の元官僚と辻元如きとを組み合わせた一寸何処か足りない(失礼)防衛大臣の揚げ足取りと総理苛立たせ作戦のくだらなさに呆れていました。FIFAの賄賂にも呆れましたが、韓国の現代の六男が次期会長に立候補するのは願い下げにしたいもの。

私が中でも苛立たしかったのが社会保険機構の情報漏洩でした。私がYM氏から散々聞かされ、2006年まで2年間イリノイ大学に研究留学された日大のST教授からも伺った「アメリカの大きな大学では構内に私用のPCを持ち込んではならないし、大学のネットワークへの接続は許されていない」ことを繰り返し論じてきたにも拘わらず、このsecurity(「セキュアリティー」であって断固「セキュリティ」ではないのです)対策があの機構で守られていなかったのは論外であると断じます。

また、当時語り合ったオレゴン大学(州立ですが)から明治大学3年に留学していた男子学生も、日本ではこのアメリカの大学での安全対策を信じようとしない者が多いことに対して、「その何も大学内とは限らない対策の結果、”古き良き手紙を書くという習慣(彼が使った言葉は確か “custom” だったのですが)が復活しつつある」と、自信たっぷりで言い切ったのです。

私のPCというかコンピュータに対する所謂「リテラシー」はゼロと言いたいほどなのですが、アメリカではそれほど危険視されているという実態を、ここに採り上げた方々以外からも十分に聞かされています。今回の何とか機構の不手際を聞かされると「何とまー」という以外に言葉が出てきません。私は何度も言ってきました ”Every coin has two sides.” と。便利な文明の利器の裏面にはこのような危険が潜んでいることは常識では。