マスコミの誤認識と偏見を責める:
澤穂希さんが一般人と結婚されたと報道された。良い事ではないか。あれほど日本の女子サッカー界に貢献された人だから、大いに祝福して上げたいと思ってこのニュースを聞いていた。澤さん、お目出度う。
だが、マスコミの芸人(私はごく一部を除けば彼らに芸能の名に値する力はないと思っている)、歌手、俳優、スポーツ選手、政治関連の世界というか業界に属する方々の結婚報道で、お相手が同業か同じ世界に属していない場合に必ず「一般の方」乃至は「一般人」と形容するのが腑に落ちなかったし、何故そう言う世界に属さない方々を一般と括るのか、理解出来なかった。今回も例によって「一般」の範疇に入れていたが、サンスポだったか「元はJリーガーだったサッカー関係者」と言わばすっぱ抜いていた。この辻上と言う方は一般ではなく同じ世界に属しているではないか。
そこで今回初めて広辞苑で「一般人」とはを調べてみた。すると「特別の地位・身分を有しない人、またある事に特に関係ない人、普通人」とあった。そもそも芸人ないし芸能人を敬っていもいないし、有り難い存在とも思っていない私には、最後に出た「普通人」を除外すると、マスコミは芸人等その他の人たちを「特別の地位・身分を有する人、またある事に特に関係している人」という普通人よりは身分が高い特別な人である」が如き伝え方をしている事になると思う。奇妙な報じ方ではないか。
冗談ではない。私は芸人であれば一般の人がやらない芸の力を発揮して視聴者や観客を楽しませてお鳥目を頂戴する仕事をしている連中で、何ら特別の地位にある訳でもなく、特殊な(と言えば特別とも言えるかも知れないが)身分を有している訳ではないと思う。それにも拘わらず「普通の人」ではないと報じる姿勢には何としても彼らの思い上がりと彼らの仲間であり飯のタネに過ぎない芸人を有り難がっているとしか思えない節があるので、気に入らない。公平性が欠けている。
スポーツ選手や政治家にしたところで、一般人の誰もが出来る事をしている訳ではなくても同じ人間なのだから、結婚の相手を「一般の人」という表現を用いて報じるのは如何なものかと言うよりも、偏見かまたは偏向ではないのかと指摘したい。マスコミがそういう態度に出るのは、もしかすると近頃不当に流行りまくっている「個人情報の保護」があるのかも知れない。だが、私は思い上がりを感じさせる危険性がある「一般人」は最低でも避けて「別な職業乃至は業種に属しておられる方」とほんの少しだけでも具体的に報じろと敢えて命令したい。
There goes an old saying 「職業に貴賎の別なし」と言うではないか。これも得意の技の英語の表現だが「こういう格言がある」と言いたい場合はこのようなところから入っていくのだ。「芸人、歌手、俳優、スポーツ選手、政治関連の世界というか業界に属する方々」が私が嘗てお世話になっていた「世界と言うかアメリカ屈指の会社の社員」との比較で、何か特別な身分や地位にあるのだろうか。そんな訳があるまい。人は皆平等だろう。
マスコミは深く反省してかかる報道の姿勢を一刻も早く悔い改めよ。広い世間にはどう考えても「普通の人」の方が特別な方々よりも多くおられるはずだから。
澤穂希さんが一般人と結婚されたと報道された。良い事ではないか。あれほど日本の女子サッカー界に貢献された人だから、大いに祝福して上げたいと思ってこのニュースを聞いていた。澤さん、お目出度う。
だが、マスコミの芸人(私はごく一部を除けば彼らに芸能の名に値する力はないと思っている)、歌手、俳優、スポーツ選手、政治関連の世界というか業界に属する方々の結婚報道で、お相手が同業か同じ世界に属していない場合に必ず「一般の方」乃至は「一般人」と形容するのが腑に落ちなかったし、何故そう言う世界に属さない方々を一般と括るのか、理解出来なかった。今回も例によって「一般」の範疇に入れていたが、サンスポだったか「元はJリーガーだったサッカー関係者」と言わばすっぱ抜いていた。この辻上と言う方は一般ではなく同じ世界に属しているではないか。
そこで今回初めて広辞苑で「一般人」とはを調べてみた。すると「特別の地位・身分を有しない人、またある事に特に関係ない人、普通人」とあった。そもそも芸人ないし芸能人を敬っていもいないし、有り難い存在とも思っていない私には、最後に出た「普通人」を除外すると、マスコミは芸人等その他の人たちを「特別の地位・身分を有する人、またある事に特に関係している人」という普通人よりは身分が高い特別な人である」が如き伝え方をしている事になると思う。奇妙な報じ方ではないか。
冗談ではない。私は芸人であれば一般の人がやらない芸の力を発揮して視聴者や観客を楽しませてお鳥目を頂戴する仕事をしている連中で、何ら特別の地位にある訳でもなく、特殊な(と言えば特別とも言えるかも知れないが)身分を有している訳ではないと思う。それにも拘わらず「普通の人」ではないと報じる姿勢には何としても彼らの思い上がりと彼らの仲間であり飯のタネに過ぎない芸人を有り難がっているとしか思えない節があるので、気に入らない。公平性が欠けている。
スポーツ選手や政治家にしたところで、一般人の誰もが出来る事をしている訳ではなくても同じ人間なのだから、結婚の相手を「一般の人」という表現を用いて報じるのは如何なものかと言うよりも、偏見かまたは偏向ではないのかと指摘したい。マスコミがそういう態度に出るのは、もしかすると近頃不当に流行りまくっている「個人情報の保護」があるのかも知れない。だが、私は思い上がりを感じさせる危険性がある「一般人」は最低でも避けて「別な職業乃至は業種に属しておられる方」とほんの少しだけでも具体的に報じろと敢えて命令したい。
There goes an old saying 「職業に貴賎の別なし」と言うではないか。これも得意の技の英語の表現だが「こういう格言がある」と言いたい場合はこのようなところから入っていくのだ。「芸人、歌手、俳優、スポーツ選手、政治関連の世界というか業界に属する方々」が私が嘗てお世話になっていた「世界と言うかアメリカ屈指の会社の社員」との比較で、何か特別な身分や地位にあるのだろうか。そんな訳があるまい。人は皆平等だろう。
マスコミは深く反省してかかる報道の姿勢を一刻も早く悔い改めよ。広い世間にはどう考えても「普通の人」の方が特別な方々よりも多くおられるはずだから。