新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

8月13日 その2 原子力の平和的且つ経済的な利用

2015-08-13 16:39:20 | コラム
民主党政権の失政から可及的速やかに脱出せねば:

畏友尾形氏は除染問題について

<東北大震災の復旧・復興を急ぐには、「1ミリシーベルト以下まで除染」を即刻改め、避難している住民を帰還させる事です。住民自身が復興に取り組まないで、「遊んでいても、毎月1人当たり10万円も貰えるので、今のままでいたい」という根性ではどうしようもありません。>

と指摘しておられました。当にその通りでしょう。私はこの補償金による金満家の具体例の話を聞かされて憤慨しました。こういう事態を改善するためには、民主党の三名の愚かな元総理が東北に赴き迷惑をかけた住民の方々に失政お詫びして基準を訂正し、お好きなように元々住まれた地域にお戻り頂くよう懇願するのも一方だとすら考えております。この事態を現出させたのは民主党です。その後始末を安倍内閣が負わされている感すらあります。不当ではありませんか。

以下に私は当に後難を怖れ、暴論と指摘されても仕方がない事を述べます。それは「我が国は何時までも世界唯一の原爆被爆国の悲運を世界に訴えていくのではなく、必要に応じて原子力を平和的且つ経済的に利用する事を真剣に考えて実行している国」と宣言し、その方向を目指しても原発再稼働を開始して良いと思っております。

アメリカが大東亜戦争を終結させるために原爆を悪用した結果の広島と長崎の悲惨な状態と、福島原発の事故の後の悲劇と災難と復興の遅延は性質が全く異なっています。それもこれも一緒にして核兵器や原子力利用に反対を唱える連中が蔓延るのは、科学的にも経済的にも決定的な矛盾があるかと私は指摘したいのです。職業的反対派と運動家は我が国の経済的損失など眼中にないのです。

広島の「二度と過ちを繰り返しません」はそれはそれとして十分に意味がある叙述です。だが、敢えて言いますが、我が国に対して原爆投下の過ちを犯したのはアメリカでしょう。戦争を起こしたのは過ちだという理屈も出てくるかも知れませんが、どちらかが一方的に戦争を仕掛けた事は歴史的にもそんなに例がないと思います。

私は二国間でも何でも戦争開始に過ちがもしあったと言うのならば、それは原因が双方にあったのではないかと言いたいのです。フットボールのルールでは、”双方が反則を犯した”との判定が下されれば反則は帳消しで、プレーはやり直しとなります。謝罪の文化がないアメリカが絶対に謝らないのは、謝ればその分の経済的と物質的な補償をせねばならぬと承知しているからだと、長年のアメリカ・スクールの在学生は考えております。

何だか焦点が薄れたかの如き感もある議論ですが、私は経済的な要素も十分に考慮すれば、政府は「原発の形での原子力利用は我が国にとっては必要だ」と正々堂々と声明を発して実行していく必要があると思っております。単純な経済的な現象でも、火力発電によるエネルギーコストの上昇分を最終製品の単価に転嫁できずに苦悩している中小の産業も小売業も沢山あるではありませんか。

原発反対派とそのプロ運動家どもはそれらの苦悩する企業と人々の犠牲の上に立って「原発反対」を唱えているだけの気楽な連中に過ぎません。それどころか、彼らは単に苦悩する企業や経営者の努力にただ乗りをしていると気付いていないのか、承知の上か、何れにせよ国益を損じている不届き者の集団であります。そのような不当な行為を看過すべきではないのです。


米軍のヘリコプターが着艦に失敗

2015-08-13 13:15:30 | コラム
私は到底理解出来ない沖縄県職員の無礼さと無情さを責める。

12日に自衛隊員2名を乗せた米軍のヘリコプターが訓練中の着艦に失敗し、自衛隊員を含めて6名が負傷したと報じられた。米軍は抑止力として(何処に対してかは言うまでもあるまいが)沖縄の基地に駐在しているのではないか。米軍の司令官によればあのヘリコプターは特殊な訓練中で、事故が避けきれない場合もある由だ。

しかし、私の予感通りに沖縄の役所は事もあろうに沖縄の防衛局と外務省の出先を呼びつけて、原因の究明と事故再発を防ぐよう米軍に申し入れるよう申し渡したそうだ。その旨を記載したであろう書面まで手渡している場面が報じられた。私はこれぞ沖縄の典型的な錯覚と思い上がりであると呆れ返ってみていた。

一地方自治体の職員が中央官庁の出先の官僚を呼びつけるだけでも恐るべき所業だと思うし、彼ら沖縄職員がもしも正常な人情を備えていれば「負傷者をお見舞い申し上げます」くらいから切り出して、その後で、分際を弁えない言いたい放題の苦情を言えば良いのではないのか。

私は駐留の米軍は沖縄県民や知事の意向を無視して勝手に駐在している訳ではなく、万が一の場合に備えて訓練を怠らなかったとしても何の不思議もあるまいと思う。その点あの知事に感謝せよとは言わないが、何年前だったかに大学の構内にも墜落事故があった事でもあり、再発しないように細心の注意を払えとは良くも言ったものだと、私などは無邪気に感心している始末だ。

まさか偏向したテレビ局が沖縄側のお見舞いの部分をはしょったのではあるまいが、如何にも着艦に失敗した事が米軍の不始末の如き報道姿勢も決して褒められたことではあるまい。あの知事は何処かの誰かに操られていると決めつけて考えれば、県職員の思い上がった姿勢にも特段不思議なところもないと思わせる。

だが、何か事があれば米軍に苦情を言い募る姿勢からは最早日米安保もこの度審議中の安保法制案も彼らの脳裏にはないのだろうと決めつけたくなる。彼らの頭の中には最早「県益」と言う名の彼らの面子しかなく、国益だの某国からの意図的な仕掛けなども何処吹く風で、全く気にはなっていないとしか考えられない。安倍内閣に逆らう事で職業運動家どもの拍手喝采を浴びたいだけではないのかな。

私は安倍総理も菅官房長官ももうこれ以上彼らのお国のためを等閑にした横暴というか、同盟国に対する信義を重んじない姿勢を許す寛容さど見せる事なく、辺野古の埋め立て等を粛々として進めて頂きたいものだと願っている。「翁長君、君は売国奴だ。即刻退陣せよ」とでも宣告して頂きたいものだ。もうこれ以上あの知事に世界に我が国の恥を曝させるべきではあるまい。

大体からして彼は本日何をしに香港に行くのか。米軍への苦情申し立ては手下で十分だというのか。