新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

8月26日 その3 中国は未だ虹を見ているのか

2015-08-26 15:25:02 | コラム
習近平さん、虹の向こうに何が見えましたか:

事、中国に関してですが、何年前でしたか、私は上海に2度目のパック旅行をした後で紙パ業界の専門誌に掲載して頂いた旅行記に「今やこの国は成長を謳歌しているだろうし、美しい虹を見ているだろう。だが、我が国の現状を考えれば、その虹の向こうに何が潜んでいるかを知る時が何れやってくるだろう」と書いておきました。

この世ではそんなに良い事ばかり続く訳がないのです。中国がこれから本格的に直面するのだろう経済的な挫折を乗り切る知恵と経験が無いだろうと思う時に事態の恐ろしさが見えてきませんか。

本日昼頃、偏向極まりないTBSの「ヒルオビ」という番組に出た中国通でテレビ局御用達の拓大教授という富坂某が「中国は青春を楽しんだが、今からは我が国の失われた20年と同様な時期に入っていく」と訳知り顔で言いました。今頃になって私が遙か以前に怖れたことを言って出演料が取れるのですから、コメンテーター業は結構なものだと、何処かで12年間のラジオコメンテーター経験者が偉そうに?言っております。

同時に出た第一生命の主任何とやらの長濱は「中国が病気になれば世界中が一時に感染する」と言っていました。TBSは我が国の輸出先第1位が中国で、輸入ではアメリカが大差で第2位に落ちると解説して見せましたが、これはミスリーディングです。私は何十年も?「アメリカは内需依存国であり、輸出には不向きで不得手だ」と指摘し続けました。

今日の我が国でボーイング以外にアメリカから輸入せねばならに必需品が幾つありますか。牛肉ですって?合計22年間の対日輸出を担当者から言わせて貰えば、AHOでも解る自明の理です。

8月26日 その2 I was hacked.

2015-08-26 13:42:05 | コラム
ハッカーにやられました:

念のため申し上げれば、私のことではありません。

20日の検査入院の一寸前に有料のOCNの迷惑メールブロックシステムがスパムに分類したメールの中に、長年交信が絶えていたワシントン州南端の工場の秘書だった女性からのEmailが入っていました。少し「???」でしたが、削除するための所定の手続きで開いてみると、昔の通りの”Hi, Mas!”という書き出しから始まる内容で文章がなく、URLのみでした。

そこで迂闊にも”naive”にも(これがナイーブの正しい使い方です)開いてみると、全く空疎な投資の勧誘でした。そこで慌てて矢張り所定の手続きで削除してしまいました。それで終わったと思い忘れていました。だが、後刻彼女に久し振りの便りに感謝と返信しておきました。

するとどうでしょう。翌日掲題の”I was hacked 云々.”が返ってきたのです。内容は「私の当時の秘書等から続々とメールに感謝のメールが入って驚いた。自分は何も送信していない」というものです。更に「早速ISPに連絡して調査させ、数日PCを閉鎖して問題を解決して貰った」とありました。社会保険庁が引っかけられた添付ファイルではなかったものの、開いてしまった私は些か遅ればせながら大いに慌てました。

昨日、佐藤氏のご指導の下に直ちにトレンドマイクロのPCの綜合チェックをかけた結果、105分後に「検出せず」と出て、痩せ細った胸を撫で下ろした次第です。その間は一寸した恐怖でした。もし私に過失があれば、皆様を巻き込んでいた結果となっていたかも知れないのですから。PCは矢張り「年寄りの冷や水」かなと、暫時エヤコン要らずの涼しさを味わっていました。

親の躾を優先すべきでは

2015-08-26 11:51:18 | コラム
寝屋川の不幸な事件に思う:

私は先ず親をあらためて躾する時代になったのではないかとすら考えている。何故そう言うかを述べていこう。

山田なる容疑者が黙秘しているためにか、一向に捜査が進展していないのは遺憾である。私はそれよりも何よりも、この種の子供が犠牲なる事件が発生する度に思う事がある。それは有識者であるとか学識経験者であるとか何とか評論かと言われる方々が「親は子供を如何に躾けているのか」という声を上げていたのを寡聞にして聞いていないことである。

私は中学に入ったばかりの子供が夕方から勝手に外出したりLINE(って何ですか?)で仲間と連絡して泊めてくれだの野宿するだのと平気で言い合うのは、何処の国のことかと言葉を失わせられてしまう。私と家内の常識を超越した出来事としか認識出来なかった。時代が変わったと思えば、それだけで済むことなのだろうか。そんなはずがあるまい。

ところが今朝ほど漸く曽野綾子さんが産経の「透明な歳月の光」で「子供に門限があるのは当然」と題して、この我が夫婦の心配を論じて下さった。一安心だった。曾野さんは「人間は自分で稼いで自活する前は、養ってくれる人の言うことに従う義務がある。親も常識の範囲で、子供に規律を要求して当然だ。教育の第一責任者は当人だが、次が親なのである」と結んでおられた。言うことはないほど当然なことを指摘されただけだ。

私が曾野さん以上に言いたいことは「親自身が子供の教育と躾の義務を果たすべきだということを完全に知らないのか放棄している感が深いことが宜しくない」と思っている点だ。あの悲しき犠牲者となった二人の家だけの問題なのか、我が国の家庭教育の質の劣化か、学校の教師の質が低下して子供の教育と管理が行き届かない時代になったのか、あるいはこれらの全部か、あるいは何処かの地方だけの現象か、私には全く解らない。

だが、これだけは絶対に言っておきたいことは「子供の躾の責任は親にあるし、それぞれの家庭にはその仕来りなり家憲があるはずではないか」である。しかしながら、スマホだのタブレットだの何のという文明の悪しき?利器が何故か子供たちの間に優先的に普及する度に、今回のような親の躾不足も一因ではないかと疑いたくなる不幸な事件が起きる傾向が高まってきたのだ。

遺憾ながらそこには「親も働いているので手が回らない」という我々の時代感覚では対応出来ない事態もあるのは確からしいが。そう解っているのだったならば、学校なり教育委員会という何のためにあるのか解らない組織が出ていくべき事態であり、時代ではないのかなどとふと考えてしまう。尤も、彼らには「イジメ」にまともに対処できていないのだから、親の躾などは守備範囲内にはないと言いそうだが。

話は変わるが、私は携帯電話が普及し始めた頃に「20世紀最悪の開発商品」と言って多くの方の反対の声を得た。解っておられない方が多いのだと良く解った。今やスマホの普及率は子供世代を中心に100%に迫っているとか聞く。ここにも「親の躾」の出番があると思う。または学校側にも厳しく規制しろとまでは言わないが、何らかの「教育的指導」があっても良くはないのか。

正直に言って「私はこの年齢に達していて良かった」と思わざるを得ない文明の利器が普及し過ぎで、ついて行きがたい世の中になった。だが、何時になっても「親が子を躾ける義務」は厳然と存在すべきだし、させるべきではないか。ろくに躾けられなかったた子が親になってまた躾けていけない世の中になったのかと思うと、悲しい気がするのだ。

安倍総理、ここにも貴方が出てこられることを期待します。教育の問題は国家の重要課題です。