新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

11月8日の出来事

2015-11-09 07:25:38 | コラム
日本の野球が韓国に勝ったのは欣快に存じます:

昨8日は何故か目の疲れか?激しくPCの画面の字が良く読めないような状態だったし、新聞を見るのも面倒だったの投稿もブログも休みにして専ら久し振りに女性のジャズヴォーカルのCDを聴いて目を休ませる事に専念し、我が国の勝利に期待する夜の対韓国の野球のテレビ観戦に備えていた。実は欣快でゃなかった事が女子のゴルフトーナメントで起きていた。優勝したのは又もや安宣柱だった。あーあ。

聴いていたのは、先ずは何と言っても最も評価しているElla Fitzgeraldから。”Mack the Knife”で名高い”Ella in Berlin”から聴きだしたが、私はイタリアで録音した”Birthday Concert”の方が好みだ。次は20年ほど前にこの近所で¥300で買ったSarah Vaughanのコンピレーションもの。念の為に言って置くが、この人は断じて「サラ・ボーン」ではない。Sarahは「セァラ」と表記すれば原語に近く、精一杯妥協しても「セーラ」である。これもローマ字読みの欠陥だ。

こういう良いヴォーカルを寝転がって聴いていると色々と閃くし、構想も湧いてくるものなので、往年は考え事をしたい時にはLPやCDを聴いていたものだった。近頃は気を落ち着かせたい時には専らモーツアルト様に依存するように変わったが、私この辺りに音楽の有り難さを見出している。即ち、良い音楽と好きな音楽は好きな言葉ではない、陳腐な表現だが「癒やし」になるのである。今もセァラの”Star Dust”が流れている。

さて、対韓国の野球である。結果はご存じの方が多いと思うので敢えて採り上げないが、試合の経過は実に興味深いものがあった。小久保監督は「大谷に尽きる」と言われたが、それはそれでその通りだろう。韓国の野球はある意味でアメリカのそれに近く、兎に角力任せなのである。投手は力一杯速い球と変化球をこれでもかとばかりに細かい制球などを気にせずに「打てるものなら打って見ろ」と投げ込んでくる。

打つ方でも言うなれば古き良き時代の「ホームランか三振か」式にその場の状況やカウントなどを気にせず「目に物見せてやろう。勝負だ」とばかりに振り回してくるキメの粗い打者ばかり。怖いと言えば怖いが昨夜の大谷のように6回までと予め決められていたかの作戦までは解らないが、あれほどの速い球を変化球と共にかなり細かく両サイド(コーナーという英語の表現はない、念の為)に投げ込まれては「勝負」にならず、10個もの三振となってしまった。

それは兎も角、私は昨夜の勝因は小久保監督の選手の人選にあったと思う。それは我が国の野球選手たちの中で伸び盛りで一級品の域に達していながら未だ伸びるか乃至は改善の余地を残している者、即ち山田哲人、秋山翔吾、もいれば中村剛也、嶋基宏、平田良介、松田宣浩のような盛りにある者、未だ未だだが兎に角打つ中田翔、筒香嘉智、坂本勇人という具合でバランスが良く、現状望みうる最上の顔触れだった事が良かった。

これら以外に負傷欠場した内川や柳田もいるし、解説に回っていたMLBの青木もいればイチロー君も田中将大だっているから、世界最強も夢ではないかも知れない。私は小久保監督の手腕が全く読めなかったが、昨夜の采配振りを見れば極めて真っ当且つ常識的であり奇を衒うような手を打っていなかったし、我が国の頂点に!!ある高校野球式の「ノーアウト。走者一塁」でのバントが少なかっただけでも私は評価したい。その手腕に期待しよう。

最後になるが、話変わって残念だったのが、日大フェニックスが昨日慶応大学ユニコーンズに45対0と快勝しながら、早稲田大学ビッグベアーズが法政大学トマホークスに僅差で勝ってしまった為に、甲子園ボウル出場の可能性がほぼ消えてしまった事を挙げて終わる。なお、目の疲れは昨晩も良く寝た事で現時点では何とかなっているが。