新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

国会議員が起立して国歌を斉唱

2015-11-17 14:54:57 | コラム
大統領に演説の後で全員が起立して国歌斉唱:

フランスのオランド大統領(F.G.G. Hollande)は上下両院議員総会で演説して「我が国はテロと戦争状態にある」と述べた。こう書けば迫力を感じるのだが、テレビのニュースで流れた音声は寧ろ淡々としているかのように聞こえた。しかし、私はここから先で何とも言えない感動を覚えた。即ち、終了後に全員が起立してフランスの国家「ラ・マルセイエーズ」(La Marseillaise)を斉唱したのだった。

大統領の演説の内容は兎も角、私はこの光景に接して「我が国の衆参両院合同会議で重大な議案を討論し、決議をした後で全員がその重大さに鑑みて起立して国歌を斉唱するだろうか」と考え込んでしまった。思うに共産党は退席するだろうし、福島某以下も同調するだろうし、民主党にも怪しいと思う議員はいくらでもいるかのように思えてならない。考え過ぎであって欲しいが。

私は今回のフランスはパリでのテロは決して対岸の出来事ではないかも知れないと考えている。しかし、如何にISがアメリカのワシントンDCをも標的にすると言ったところで、彼らのこれまでの手法からすれば単に狼煙を上げただけで、必ずしもその禍々しい予告通りに実行しなかった例は何事にしても多数あったと思う。極論を言えば「あの声明の如きものは単なるフェイントであって、何か別なことを別な場所でやってみせるとの予告」くらいに考えている。

本日もイスラム横丁を経て大久保通りを通って職安通りまで散歩してきた。そこで経験したことを誇張せずに言えば、行き交う人々は皆旅人ではなく、中年も若きも過半数が日本語では話をしていないのである。中国語は音域の高さで見当はつくが、ヴェトナムやタイのような言語も多く聞こえる。だが、韓国語で話す者は明らかに衰退している。バングラデシュ人かパキスタン人と覚しき連中は中国人と比較すれば余り街中を歩いていないと思う。

しかし、誰がつ名付けたのか「イスラム横丁」が存在し、何時だったかインド人に教えられたモスクの役割を果たしている礼拝堂がこの横丁の何処かに設けられていると知れば、ヨーロッパから中近東に拡散していると報じられたISの拠点が、我が国にあってもさほど不思議はないとつい考え込んでしまう。現にシリアからの難民を装ったISの一員がフランスかベルギーに入っていて今回のテロを首謀したというではないか。私は先頃難民のあの連中が紛れ込んでいない保証はないと思うと述べておいたのだが。

極論だが、イスラム横丁を去来するイスラム教徒に中にISかそれまがいの者が紛れ込んでいたとしても、我が国の法規制では摘発も排除も出来まい。しかも、シリアの難民を積極的に受けて入れていないと我が国を批判する反日的な言辞を弄するマスコミもいるではないか。これではまるで「鴨が葱を背負ってお待ち申し上げております」と言っているようなものではないかと、悲観論者は言いたくなってしまう。

それ以外にも、誰だったかメル友の一人が「今や新宿区の外国人中で最大勢力になったC国人が全員工作員で一斉に立ち上がったらどうなるか」と揶揄するかのように指摘されたことすらあった。私は同感だった。その連中の為に日本語学校を数多く設けて我が国の言語を教えて恰もからを援助しているかの如き者たちもいるではないか。これらの学校に出入りする若者の数を一度でも良いからこの街に来てご覧になると良い。

彼らは短期か長期か知らぬが居住者である。それ以外にも、官庁もマスコミも囃し立てる観光客が3千万人もいる。その全部が素直に帰国しないものだと素直に曲解して(?)も良いだろうと私は危惧している。現に、そういう実例は過去にも現在にもあると消息筋は言っていた。何もそういう外国からの入国者や居住者が危険だと言っているわけではないが、悲観論者の私は「我が国の現在の出入国管理態勢は少し無防備に過ぎないか」と言いたいのだ。

仮にそういう態勢を改善し、国民を外からテロの標的にされないように守る法案が衆参両院を通過したとして、議員全員が起立して国歌を斉唱するだろうか。乃至はテロ行為を未然に防いだとしてそれを称える為に国歌を唱う気構えが議員さん方にあるだろうか。そういうことを考えて、フランスの両院議員たちが「ラ・マルセイエーズ」を斉唱したことに控え目に感動させられたのだった。

因みに、筆者はアメリカMLBの野球とNFLのフットボールの試合開始前に観客全員が立ち上がって大声で国歌を唱うのを聴いて、我が国では代表選手たちの中には歌わない者が幾らでもいる姿勢の余りの情けなさを思って、アメリカで涙していたことが何度もあった。しかし、先日のW杯のラグビー代表の外国人選手は歌ったいた。私はこれだけはラグビー代表と監督さんを褒めておきたい。