新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

10月8日 その2 中国卓球界の処置に思う

2017-10-08 17:07:50 | コラム
中国のスーパーリーグが外国選手の参加を拒否:

私はこのニュースを聞いて「これ即ち、成長著しい我が国の女子選手である石川佳純を始めとする平野美宇や伊藤美誠等の参加を拒否するという中国の危機感の表れである」と直感した。こういう現象はこれまでにも屡々我が国のスポーツ界が経験してきたことで、我が国の選手たちが少しでも既存の勢力の国を者どもを脅かす存在になるや否や、ルールの改悪や規制を強化して少しでも成長を鈍化させるとか、オリンピック等の大きな大会での我が国の選手たちの入賞を妨げる行為に出てきたのだ。

今回は平野美宇が世界のランキング第1位の中国の丁寧を破ったことで、中国が危機感を抱いたと見るのが順当であろう。それだけ我が国の女子選手の強化を彼らが認めたことであり、結構なことではある。だが、それに対する中国の我が国の女子に卓球選手たちの台頭に対して中国が採ってきた策は露骨にアンフェアーであり、とても納得できる性質ではない。

かと言って、全世界にも類がないほど珍しいフェアープレーを尊重する我が国ではあっても、とても黙って引き下がるべきではないと思うのだ。だからと言って「目には目で」という類いの露骨な対抗策を講じることはするべきではないと考えるのが、これまでの我が国の政治にも見られる綺麗さでありフェアープレー振りなのだ。

そこで、私がここに暴論を敢えて採り上げて対抗策を考えてみた。それは、ここ百人町/大久保界隈を圧倒する数の中国からの語学留学生(なのだろう)を主力とする中国人向けの労働許可のヴィザの発行の基準を著しく強化して、経済が不安定化しつつある自国を離れて我が国に働く機会を求めて渡った来る連中を激減させる策を講じたいのだ。それだけだけに止まらず、彼らの国民保険への加入資格をより厳格化す劇ではないかとも考えている。いや、アメリカのような社会保障ナンバー制度だった設けたって良いと思う。

私はこれ以上無防備に外国人の入国を歓迎する政策をすら大きく転換すべき時が来たのではないかとすら考えている。それは、確かに我が国の単純反復労働の人手不足に悩む中小企業には、若年の労働力が減少すれば多少痛手だろうが、私はこれ以上中国人に甘い汁を吸わせる必要はないのではないかと、密かに考えている。第一、彼らが工作員ではないという保証が何処にあるのか。

次は些か方向が違うが、未だに慰安婦問題で不可逆的合意を完全に実行せず、韓国国内のみならずアメリカやその他の国にまで少女像を置いていくだけではなく、ありもしない徴用工の虐待の映画まで作った韓国にも痛い目に遭わせる必要があると考える時もある。

私は我が国の女子プロゴルファーの弱さにも問題なきにしもあらずだが、毎年のように国家の政策でゴルファーを養成してアメリカや我が国に送り込んで、数億円、イヤそれどころか数十億円の外貨を稼がすのは韓国の政策の一環ではないのかと本気で疑っている。私は中国の卓球界の例に倣って何らかの制約を設けたい気になるが、その前に我が国の女子プロゴルファーの奮起を促す方を先行させるべきかとすら考えている。その為には第2、第3の宮里藍や将来性に賭けて畑岡奈沙のような十代の若手の台頭に期待したい。





希望の党と来たるべき選挙の行方

2017-10-08 16:47:04 | コラム
小池マジックが何処まで通用するか:

敢えて「小池マジック」という私の創作の表現を使うが、私は先頃の東京都議会選挙で見せた小池百合子さんの言わば虚像にも見えた人気が、衆議院選挙でも何処まで通じるかだと思っている。あの都議会議員選挙ではどれほどの都民が名も知らず顔も知らぬ都民ファーストの会の候補者の政権を見て感じ入って投票したのだろうか。ほとんどが「小池百合子さん」に一票を投じたのだろう。

その結果があの55議席だったのだろうが、既に小池都政というか都民ファーストの会の他に国政政党・希望の党を設立した姿勢とその行政手腕に疑問を呈した股肱の臣・音喜多駿他1名が脱退を表明したではないか。だが、小池さんはあらゆる機会を捉えてはマスコミの話題の中心に登場するし、常に標的を定めては攻撃してその存在感を高めることを続けてきた。

そして、先遣隊として民進党を離れて近寄ってきた細野豪志を足がかりとして、民進党をまるごと引き受けるかの如き協定を前原誠司と結んだのだった。しかし、言うなれば土壇場で「さらさらない」発言で更に話題の中心となることに成功したのだった。しかも、この発言に対してさえ、安倍降ろしで凝り固まっている偏向した朝日・毎日・東京等のマスコミは一向に非難する様子を見せなかった。私には彼らマスメディアの間には、真っ向から小池批判を避けるという暗黙の協定すら結ばれているのではないかと思わせてくれた。

その小池百合子東京都知事兼希望の党代表を鋭く批判する記事がPresident誌の10月30日号の90ページに飯島勲が「私が小池知事に贈りたいワンフレーズ」と題して真っ向から切り捨てていた。これなどは珍しい部類に入る小池批判だと思って注目している。

小池百合子さん批判が長すぎたが、私はこの小池さんが率いる希望の党が「小池マジック」の勢いを駆って(借りて?)何処まで票を伸ばせるかが今回の選挙というか政権選択の鍵となると思っている。だが、言うまでもないことで希望の党の候補者の大多数はあの3年有余の間の民主党が政権を担っていた連中で、細野豪志は閣僚だった人物だし長島昭久にしたところで副大臣だったのだ。

その輝かしくなかった負の実績を中心である旧民主党勢がどれほど票を集め得るかが、希望の党の成績を大きく左右するだろう。しかも、10月8日の時点では小池さんは未だに出馬を否定し続けている。この姿勢は無責任の誹りを免れないと思う。

そして自由民主党である。リベラルを標榜する新党・立憲民主党を始めとする政党と偏向する反安倍のマスコミは、私が予期した通りで未だに「モリとカケの追求」の姿勢を崩していないという執念深い愚かさである。自民党はこの点でも彼らの無意味な追及を押しのけていく必要があるし、「解散の大義」などと言う大義なき非難をも退けていかねばならないのだ。

私は安倍総理が消費増税分の配分の変更を掲げたことは弱いのではないかとの懸念を既に表明した。だが、自民党は「国難突破解散」をもっとより鮮明に広く国民に知らしめていって欲しいとすら考えている。それは、トランプ政権内に大統領とテイラーソン国務長官との不和説が報じられる時に、大統領は相変わらずDPRKに対する武力行使を匂わせるかの如き姿勢を採っているのであれば、その危機が何時具体化するかを考えれば「モリだのカケだの」を論じているべき時期ではないのは明らかではないのか。

即ち、憲法改正は避けて通ることができない案件であるのは明白ではないか。その時に到っても未だに「護憲」を党是に掲げる政党があることは、私の理解を超越している現象だ。また、小池さんの希望の党は「消費増税の凍結」を公約に掲げたが、既に法制化されているこの増税を首班指名の候補者がいない政党が如何にして覆すというのか。

このように見てくると、憲法改正とそれに伴う国難突破対策、消費増税の可否が大きな争点となり、それによって政党の地図が二分化されていると見ている。小池代表はそこまで企んだのか否かは知らないが、憲法改正では自民党の側に立っているのだ。そこには維新の会も加わってくるし日本の心もそのうちだ。この様子では未だ告示日も到来していない時点では与野党が渾然となっているかの如きだ。

その中にあって、小池さんは選挙の結果如何では自民党の連携をも否定しないかの如き発言をしていた。その辺りを飯島勲の記事から引用すれば

>引用開始
「新聞もテレビ番組も小池一色の報道にすることが目的で、小池は内容については全く気にしていないはずだ」と手厳しい。そして「国民世論の一時的な支持率だが、内容についての賛否ではなく、いかにメディアに露出しているかに大きな影響を受ける」とした後で、「小池のウソは確信犯だ」とまで、指摘したのだ」
<引用終わる

非常に厳し小池批判を展開しているのだ。

その小池さんだが、ある評論家は「女性、中でも高齢者になるほど小池さんを信じている方は多いだろうから、希望の党の候補者の故事来歴や政権政策はさて措いても、小池さんに雪崩をの如くに投票することはあり得る」と指摘していた。私はその危険性を否定できない。私が思うには、ここに引用したPresident誌の飯島勲の連載コラムですら、どれほどの人が読んで賛成するのかと疑っている。結局は小池百合子さんの批評に終わってしまった。