新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

10月1日 その2 本日のもう一つの快挙

2017-10-01 19:05:35 | コラム
DeNAのクライマックスシリーズ出場が決定:

本当は「読売巨人軍の4位が決定し、シリーズ出場を逃した」と言いたいところだったが、それでは余りにもむき出しなので流石の読売嫌いとしては控えめの表現にした次第。

実は、既に危機感を表現しておいたように、読売巨人軍の最多勝確実の菅野を始めとして田口にマイコラスと遺憾ながら良い投手が3人も揃っていれば、このシリーズのような短期決戦には大変有利だから危機感を訴えていたのだ。しかも、DeNAには柱となる投手が不在だし、その点では阪神も似たようなものなので、万が一を心配していたのだ。しかも、その先にいる優勝テイームの広島も投手陣には不安が残るのだ。もう一言不安材料を挙げれば、読売には畠というかなり良い新人の投手が台頭していたのだった。

しかし、本日を以て私の不安材料が消えた。結構なことだ。明日からは安心して関東大学フットボールのリーグ戦や、バスケットボールのBりーぐのテレビ観戦でも楽しもうかと考えている。

我が国への移民問題の考察

2017-10-01 17:04:45 | コラム
私は労働人口不足を補う移民受け入れには懐疑的である:

本題に入る前に、本日はNHKが中継していた日本女子オープンゴルフの試合で、18歳と聞く畑岡奈沙が20アンダーという大会記録のスコアで、迫り来る韓国の女子プロを大差で撃退する快挙を胸のすく思いでずっと見ていた為に、ブログの更新がこの時刻になってしまった。移民問題はテレ朝の北野武の番組で採り上げていたので、偶には小池さんと希望の党の話題から離れる格好の主題(テーマなんてカタカナ語は使わないよ。しかもこれはドイツ語だし)かと思っていた。

私は基本的に自国を離れて他国に機会を求めようとする人たち、特に我が国の近隣から移動してくる者たちは自国での失職者か、何らかの失敗があったか、自国の体制に適応できなかったか、落ちこぼれたか、日本に行けば何とかなりはしないかと安易に錯覚したか、ブローカーに騙されたかのどれかだと見做すようにしている。しかも、この何れかの範疇に「我が国で英語教師をしよう」などという不届きな考えを抱いてやってくる英語圏の諸国の連中も入れて良いとすら考えている。余り大きな声で言いたくはないが、アメリカ人にも「我が国との間に文化や思考体系の相違がある」などとは夢にも思っていない連中はいくらでもいる。

これと反対のことは何度か指摘したが、「ただ単に野球やゴルフが人並み外れて上手いからと思い込んで、言葉をろくに解らず日米間の文化と思考体系の深刻な相違を知らずしてアメリカに渡っていくのは、甚だ危険である」のだ。人は屡々「外国人だからといって同じ人間だから、それほど違うはずはない、話せば、努力すれば通じ合うもの」などととんでもない甘い考え違いをするものなのだ。

先ほども、テレ朝のテレビタックルでは「中国人がゴミ捨ての決め事を守らないので困る」との話題で盛り上がっていた。だが、一度でも良いから中国でも台湾でも韓国でも行ってみるが良い。かの諸国には「ゴミを分別して捨てる」などという高尚な取り決め事などないのだ。私は初めて台湾に旅した1972年に「食事中に出たゴミというか骨などは床に吐き出しても良い」と教えられ、それこそぶっ魂消たものだった。余談だが、カリフォルニア州では何でもかんでも同じゴミ箱に捨てて酔いだ。

こういう言わば枝葉末節に近い文化(その民族の言語・風俗・習慣をいう)の違いには、他国に行って見れば先ず驚かされるものだ。そういう外国人が我が国で撒き散らす迷惑行為を根絶したければ、訪日する前段階の人たち専用の各国の言語による「文化の相違」のプリゼンテーションを作成して、各国の監督官庁か旅行業者社に依頼してセミナーでも開設することだ。事前に知らしめよということ。

偉そうなことを言うが、戦後間もなくからアメリカ人と英語で話し合う必要があった環境に置かれ、上智大学で千葉勉先生に厳しく「文法の誤りを犯すとか連結音を知らないでは無教養と見做される」と教えて頂いたこの私でも、アメリカの会社に転進して「文化と思考体系の相違」という目に見ない高い壁にぶつかって懊悩呻吟させられたのだった。

そして「この日米相互間の文化と思考体系の相違が余りにも両国で認識されていないことか来る要らざる衝突や軋轢や誤解の酷さに驚き、本部でプリゼンテーションをやらせて欲しいと副社長兼本部長に訴えて出るまで、恥ずかしながら10年を要してしまった。

そういう深刻な相違点があるとは知らずに、家計の苦しさを救いたいとか、我が国に留学しながらビザの許す限りアルバイトをして稼ごうとか、我が国で出産して諸手当を取ろうとか、不法滞在をしてまでも一旗揚げようと企てる連中が、我が国の文化を理解して日本の社会に受け入れて貰い永住できるまで頑張ろうと努力するものだろうか。そんな訳はないだろう。

しかも、テレビタックルに登場したその分野の専門家は、そういう異文化の国から来た連中は往々にして同国人だけが集まって集落を作ってしまうもので、ややもすれば(一部の外国にあるような安全が保証されがたい)外国人街を形成してしまう傾向があるので危険であるとまで指摘していた。

確かに、我が国では介護の分野であるとか単純反復労働の分野では明らかに人手不足である。現にここ百人町/大久保界隈のコンビニや外食産業に働くアジア系の若者が圧倒的に多い。彼らを我が国の法規制の中で使っていくのも一法だろうが、待遇改善などで事態を改善する道もあるかとも思うし、AI等に置き換え可能な職種にはそういう道があるだろう。

私は確かに短期的乃至は一時凌ぎに外国からの(安価な?)労働力を輸入する方法もあるとは思う。だが、既に数千万人もの外国人労働者を受け入れて苦労した実績のあるヨーロッパの諸国には、イスラム圏からの難民が途絶えることなく流入し大きな問題のなっている好ましからざる先例もあるではないか。その先例を見る時に、安易に知的階層にあらざるさ外国人を受け入れることは好ましくないと断じたい。異論が出ることを覚悟で言っておきたいのだ。