新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

10月6日 その2 選挙の公約を疑え

2017-10-06 08:16:29 | コラム
改革するとか国を変えると言う人たちは:

これまでに何百人とでも言いたい候補者が「我が国を改革する」とか「この国を変えてみせる」などという類いの公約を掲げて華やかに登場したものだった。私はこういう演説を聴かされるとか、マニフェストとやらを見る時に「過半数を持つ党の全体が一致して取りかかるのならいざ知らず、片々たる一地方の候補者が国会に出て行って単独で何ができるというのか」と素直に疑問に感じていた。

嘗て、石原慎太郎は都知事に就任して「東京から日本を変える」と、正直なところ言わない方が良くはないのかと思わせてくれた。現実に改革の如きことをやり遂げたのは小泉純一郎元総理の「郵政民営化」だけだったような気もする。安倍第一次内閣は野田佳彦の置き土産である消費税率引き上げを言っておられるが。

今回の選挙では未だ公示日も来ていないので、各党の公約なりマニフェストが出揃ってはいない。だが、小池さんは既に希望の党で「改革する」と唱えている。それは恐らくあの党の希望だというだけのことだろう。解りやすくいえば「改革する」と言うのは「何もしない」と言うのにも等しくはないか。事実、既に指摘したが、小池都政では「豊洲への移転延期」と「オリンピック道路建設の見通しを潰した」程度ではなかったか。詳しくは今週の週刊新潮をご参照願いたい。

本稿は、何も小池さんを批判する為に書いているのではない。「~を改革します」とか「どこそこから国を変えてみせる」などという公約を掲げる候補者は、胡散臭いと見做す方が無難だと言いたいのだ。更に「暴走する驕れる安倍政権を倒す」などという政党も怪しいと見るべきだ。仮に倒せたとしても、現時点では希望の党を始めとして野党は怪しいものだ。彼らに人員では首班指名するに足る代表者が不在ではないか。小池さんがいつ何時豹変して立候補を表明する気か不明だが、細野や若狹では仕方があるまいよ。それでは枝野幸男か。冗談でしょう。

一寸気懸かりな清宮幸太郎君

2017-10-06 07:50:25 | コラム
練習試合や弱い都立高の投手が相手で・・・:

5日にジムのロッカールームで早実野球部OBの顔なじみの人と、マスコミの寵児・清宮幸太郎君について語る機会があった。彼は率直に「練習試合や弱い都立高校の投手を相手に沢山ホームランを打ったからと言って・・・」と言葉を濁していた。事実、日大三高の何とか言う好投手が相手だと三振ばかりだったではないか。途中から参加したジムの係員の何事にも精通した小父さんも「10球団のスカウトたちを集めて面談するって態度は何だ?」と批判的だった。

冷静なる評論家としての当方はあの面談の報道を見て、何故か嘗ては日の出の勢いだった小沢一郎が、故宮沢喜一元首相などを呼んで面接試験をしたという件を思い出した。多くの球団の話を聞きたいという清宮側の考え方も解らないではないが、18歳やそこらの高校生が就職したい先の人事担当者を呼びつけて、採用基準を問い質すという行為は如何に何でも思い上がりだと断じたい。「何様のつもりか?!」とも言いたくなった。

私が清宮幸太郎君が試合に出ていたところを良く見る機会は1年生の時に抜擢されて出場したU―18だったかの世界的な試合だけだった。あの頃と今でも同じ欠陥は外に流れるスラーだーとインサイドへの落ちる球に弱い点だ。ホームランを打ってしまうのは往年の原辰徳と同様に失投である。それに加えて、私は以前にブログで「あの走る格好は何だ。早実はこの程度の基本すら教えていないのか」と貶した。

すると、私のブログを読んだ上で書いたとは思えないが、何処かの週刊誌だったかで「清宮幸太郎君は本当は足が速いのだ」と出てきた。私はその昔に華々しく立教大学からプロ野球に登場した長嶋茂雄は「気が付けば足も速かったという特徴もあった」とは言っただけで、早実の指導法をくさしたつもりだった。

あの球団に対する口頭試問に広島カープは参加しなかったとは残念なのだ。それは、無名の高卒選手を採ってきては鍛え上げて一流に仕上げるあの球団の指導力は図抜けているからだ。マスコミに褒め称えられ続けた清宮が、まっとうな指導を受けられそうな数少ない球団だったのだから残念と言うのだ。早実野球部OBの人にも言ったのだが「読売巨人軍だけには行かせたくない」と、清宮君の将来の為にも本気で言っているのだ。