新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

10月9日 その3 ZOZO社長の振るまい

2018-10-09 15:54:00 | コラム
前沢勇作氏の金遣い:

9日の午後の「ゴゴスマ」で中部大学教授の武田邦彦教授が面白いことを言っていたのが印象的だった。「やれ月旅行をするの、何億もする絵画を買ったり、ストラディバリウスを何億円も出して買ったと言うが、あれは彼の会社から服を買ってくれた人たちが出したお金ではないか。お客様にこういう使い方をして宜しいですかと了解を取るべきではないのか」と言われたのだった。

興味深い発想であると同時に、私にとっては全く意表をつかれた発言なので「良いことを仰る」と反応するべきか「おかしな発想だ」と瞬間的に否定することは出来なかった。社名変更してZOZOとなった会社は前沢氏が40%の株式を保有しているそうだから、少なくとも最大の株主の了解は取れていることになる。だが、それ以外の一般的な上場会社が資産の使い方を客先や株主に了解を取るかと言えば、そういう話は聞いたことがない。

だが、前沢氏の場合は使い方の規模が大き過ぎて、如何にも好き放題で勝手に見える気はする。ただそれだけの話だが、何時もながらの武田邦彦教授の独特な発想が面白かったので、つい採り上げる気になってしまった。

10月9日 その2 貴乃花が来年の参議院選挙に

2018-10-09 13:22:42 | コラム
スポーツ界の代表としてだと?!:

「冗談でしょう」だ。一部のマスコミは早とちりして元貴乃花が議員会館だったかに馳浩元文科大臣を訪問したことで「すは、来年の参議院選挙に出馬か」と大騒ぎである。しかも中にはスポーツ庁のような性格も権限もハッキリしないとしか見えない役所がある事を採り上げて「貴乃花がスポーツ界を代表して出れば改革になる」とか「50万票は固い」とか言い出す始末である。「何とかにつける薬はない」とつくづく思わせられている。

これまでに私は何度も何度も「相撲はスポーツの範疇に入れて取り扱うべき性質ではない。あれは江戸時代から連綿として続く歴史と伝統に輝く興行であり、今や現在の次元までに近代化されたスポーツと絶対に同列に扱うべきではない。NHK等のテレビ局スポーツの枠で相撲関連のニュースを扱うのを即刻辞めるべきだ」と指摘してきた。だが、遺憾ながら彼らは目覚めることなく一向に変革は起きていない。

一度でも両国でも何処でも相撲を見に行って桟敷から観戦して見たまえ。後から後からひっきりなしに配達されてくる料理を食べ、(私は嗜まない)酒を飲んでいる合間に土俵に上がってくる相撲取りたちが相撲をするのをチラと見ているだけのこと。仕切りと言い何と言い折角観に来てくださったお客様を如何にしてお持てなしするかの要素が極めて濃厚で、極端な表現を用いれば「あれの何処がスポーツか。あれは歴史に則った形式を重んじた興行ではないのか」と、私は言いたくなったのだった。

その歴史と伝統に輝く、一般人の社会とは全く異なった文化を持つ相撲界で純粋培養されてきたような貴乃花のこれまでの相撲界での活躍と、今回のように協会側が首尾良く追い出してしまったような経歴を持つ人物が「どうやって議員になれた後でスポーツ界を代表出来る」と言うのか。彼の何処に何の権限もないとしか見えない鈴木大地長官を凌ぐような数多い競技を抱えているスポーツ界を代表する知識と経験と見識があると言うのか。ある訳がない。故に、私はスポーツ界の代表などと言うのは「戯れ言」以下だと断じる。

ここで後難を恐れて言わせて貰えば「鈴木長官がオリンピックで優勝されたのは偉いし、記憶が正しければ、その後勉強されて確か医学博士号まで取られたと聞いている。それと全スポーツ界を代表して長官になられることは別問題ではないのか。しかも、鈴木氏は個人種目である水泳しか経験されていない。団体競技であるサッカーや野球やラグビー等は水泳とは余りに性質が違いすぎる。であれば、あの日大の悪質タックル問題発生時には、何が言いたいのかサッパリ解らないことしか言えなかった。

「仮定の話でそこまで興奮することはないじゃないか」と指摘されそうだが、相変わらずのマスコミの間抜けさに腹が立って言わせて貰っただけである。ここまででお解り願えれば幸いだが、私は「一般社会とは異種の文化を持つ世界で育ち、個人種目しか経験してこなかった貴乃花ではスポーツ界の代表としての出馬は願い下げにしたい」と言いたいだけなのである。勿論、出るか出ないかは貴乃花自身の問題であるから、何も言うことはない。


ロッテの工場の跡地で工事が始まった

2018-10-09 07:45:00 | コラム
7,500㎡の有効活用をする気らしい:

この新宿区のロッテの工場の広大な跡地が放置されたままで何年経っただろうか。そこには我が家から見れば恰も緑の芝生を敷き詰めたような雑草が生えて、結構綺麗な眺めとなっていた。だが、気が付けば何時の間にか隣接する大久保通り寄りの駐車場までが取り壊されて、トラクターの如きものが数台入ったし、草は刈り取られて何かが始まるようになってきた。だが、一向に地面が掘られていないので、あれではある程度以上の高さと大きさの建物の基礎工事ではないのだろうと、素人の私には見えるのだ。

では何になるかはほんの10分たらず歩いて、掲示されているだろう工事の内容を見れば良いだけのことだが、何分にも近頃の悪天候続きでは余り用がない大久保通り方面に出ていく機会もない。また、昨日のように折角好天に恵まれながら正体不明の疲労感と虚脱感に襲われて微熱まで出てしまったような情けない体調では、10分も歩く気力など出てこないのである。あー、情けなやという状態。今週こそは体調を立て直し、やり残しではなく「やり損なっていたこと」が出来るようになれば良いと思っている。