雑録:
昭和大学出身の医師にご意見を伺った:
東京医大に続いてという訳でもあるまいが、今度はマスメディアは昭和大学が入試で不正をしたと取り上げて騒ぎ始め、医学部長が記者会見で謝罪をされたが「不正とは認識していなかった」と回顧された。
偶々機会があったので、昭和大学ご出身と承知していた医師に「ご災難ですね」と持ちかけてみた。穏やかな先生は「昭和大学ではキチンと入試の成績の順通りに定員を合格させている。現在騒ぎ立てられているのは、それ以外の補欠合格等についての案件であり、大学側は不正ではないと認識しているとは承知していた」とニコニコしながら述べておられた。先生は更に「わが校は私立大学ですからねー」とまで言われた。
私には承るだけで、昭和大学がある程度以上の年月続けてきたことが「不正であるか否か」などは判定も出来ないし、大学の方針に何の関係もない患者が異見を差し挟む余地はないと思っている。そこで先生に「ご参考までに」と申し上げたことは、以前にYM氏から聞かされていた「アメリカのMBAの中には何も会社の経営だけではなく、病院や学校等の運営を専門にするコースがあり、運営の実務を担うのは元はと言えば名医であったり、大権威の教授がなるものではない」という「文化の違い」をお話し申し上げた。
私はこのように現場と経営を分離させている辺りに、如何にもアメリか的な合理主義があるように思えるのだ。こういう合理主義と昭和大学の件がどう関連するかは別にして、私が30年以上も親しくさせていただいている某有名私立大学の50代々半ばの教授が「私が引け目に思っていることは、私の社会人年齢は22歳で大学院に進んだ時点で止まってしまったことです」述懐されたのが非常に印象的だし、そこまで言われる謙虚さに大いなる感銘を覚えた次第。ここまでで、私が何を言いたいかを読み取っていただきたい。
読売巨人軍:
既に懸念は表明しておいたが、本日から始まるクライマックスシリーズとやらの最終戦では、私は読売が広島を圧倒して日本シリーズ出場どころかそれを制覇までしてしまう危険性(私から見れば可能性ではない、念の為)があると懸念しているのだ。それは、広島の投手陣が読売と比較した場合に不安定であるということ。大瀬良が菅野と並んで最多勝のタイトルを取ったなどというが、大瀬良には菅野のような抜群の安定性は望めないし、テレビで見たインタビューでも「不安感満載」と感じていた。
広島の投手陣は不思議なところがあり、昨シーズンの最多勝投手の野村を見ても「この投手が何で最多勝が取れたのか」と不思議に思えたほど迫力がないひ弱な存在だった。今年の大瀬良も健闘はしていたが、田中以下菊地、丸、鈴木、松山、新井、野間等々の打者に助けられていただけのことで、未だ未だ成長の途上にある投手で、調子に乗っている若手の岡本を除いて経験豊富な打者が多い読売のバッターを、短期決戦で抑えきれるのかと不安だ。彼に続くのだろうジョンソンも今年は安定感に欠けていたし、野村も九里にも同様な不安が残る。
そういう予想よりも私にとっての最大の関心事は「このまま読売が勝ち上がって、日本シリーズも勝ってしまった場合には実質的には詰め腹を切らされたような高橋由伸監督がどうなってしまうのだろうか」という点だ。まさか原辰徳の監督就任が保留状態であり、ドラフト会議にも「球団顧問」だったかの肩書きで出ると伝えられているのも、まさか策で安全弁(contingency plan)が付けられているのではあるまいなとは思う。だが、成り行きには大いに興味ある。念の為にお断りしておくが「読売が勝つように」とは露ほどにも期待してはいないのである。
昭和大学出身の医師にご意見を伺った:
東京医大に続いてという訳でもあるまいが、今度はマスメディアは昭和大学が入試で不正をしたと取り上げて騒ぎ始め、医学部長が記者会見で謝罪をされたが「不正とは認識していなかった」と回顧された。
偶々機会があったので、昭和大学ご出身と承知していた医師に「ご災難ですね」と持ちかけてみた。穏やかな先生は「昭和大学ではキチンと入試の成績の順通りに定員を合格させている。現在騒ぎ立てられているのは、それ以外の補欠合格等についての案件であり、大学側は不正ではないと認識しているとは承知していた」とニコニコしながら述べておられた。先生は更に「わが校は私立大学ですからねー」とまで言われた。
私には承るだけで、昭和大学がある程度以上の年月続けてきたことが「不正であるか否か」などは判定も出来ないし、大学の方針に何の関係もない患者が異見を差し挟む余地はないと思っている。そこで先生に「ご参考までに」と申し上げたことは、以前にYM氏から聞かされていた「アメリカのMBAの中には何も会社の経営だけではなく、病院や学校等の運営を専門にするコースがあり、運営の実務を担うのは元はと言えば名医であったり、大権威の教授がなるものではない」という「文化の違い」をお話し申し上げた。
私はこのように現場と経営を分離させている辺りに、如何にもアメリか的な合理主義があるように思えるのだ。こういう合理主義と昭和大学の件がどう関連するかは別にして、私が30年以上も親しくさせていただいている某有名私立大学の50代々半ばの教授が「私が引け目に思っていることは、私の社会人年齢は22歳で大学院に進んだ時点で止まってしまったことです」述懐されたのが非常に印象的だし、そこまで言われる謙虚さに大いなる感銘を覚えた次第。ここまでで、私が何を言いたいかを読み取っていただきたい。
読売巨人軍:
既に懸念は表明しておいたが、本日から始まるクライマックスシリーズとやらの最終戦では、私は読売が広島を圧倒して日本シリーズ出場どころかそれを制覇までしてしまう危険性(私から見れば可能性ではない、念の為)があると懸念しているのだ。それは、広島の投手陣が読売と比較した場合に不安定であるということ。大瀬良が菅野と並んで最多勝のタイトルを取ったなどというが、大瀬良には菅野のような抜群の安定性は望めないし、テレビで見たインタビューでも「不安感満載」と感じていた。
広島の投手陣は不思議なところがあり、昨シーズンの最多勝投手の野村を見ても「この投手が何で最多勝が取れたのか」と不思議に思えたほど迫力がないひ弱な存在だった。今年の大瀬良も健闘はしていたが、田中以下菊地、丸、鈴木、松山、新井、野間等々の打者に助けられていただけのことで、未だ未だ成長の途上にある投手で、調子に乗っている若手の岡本を除いて経験豊富な打者が多い読売のバッターを、短期決戦で抑えきれるのかと不安だ。彼に続くのだろうジョンソンも今年は安定感に欠けていたし、野村も九里にも同様な不安が残る。
そういう予想よりも私にとっての最大の関心事は「このまま読売が勝ち上がって、日本シリーズも勝ってしまった場合には実質的には詰め腹を切らされたような高橋由伸監督がどうなってしまうのだろうか」という点だ。まさか原辰徳の監督就任が保留状態であり、ドラフト会議にも「球団顧問」だったかの肩書きで出ると伝えられているのも、まさか策で安全弁(contingency plan)が付けられているのではあるまいなとは思う。だが、成り行きには大いに興味ある。念の為にお断りしておくが「読売が勝つように」とは露ほどにも期待してはいないのである。