ビジネスでの入国者の制限を緩和:
11月8日からだったか、ビジネスの入国者に限って拘束期間を3日に短縮し、これを技能修習生等にも適用すると発表された。それを聞いた現場の作業をしている会社の社長さんは「深刻な人手不足なので天の助けだと思った」と大歓迎していた。尤もだろうとは思って聞いた。だが、私には賛成できないし、支持する気にもなれない方針転換である。
私は正直に言って、以前から唱えてきた「駕籠に乗る人担ぐ人、そのまた草鞋を作る人」を思い出した。端的に言えば「順調に経済的に発展してきた時期もあった我が国では、作業の現場における単純反復労働が何時の間にやら遠ざけられる傾向が顕著になってきたので、遠からぬ将来に『草鞋を作る人』は居なくなってしまうのではないか」との懸念を表明したことだ。そこで、安倍政権時代に考えられたことが「海外からの労働動力の輸入」であり、「期間限定の技能修習生等の入国を認めること」だったのだ。即ち、草鞋製造の担当者の導入だった。
それ以前からヴィザの制限を緩和した後では、発展途上国からの入国者の違法な滞在や、観光ヴィザで入国して期限が切れても退去しないとか、勤め先からの脱走者はいたのである。簡単に言えば、そういう不法滞在者が草鞋を作っていてくれたのだろうと、私は勝手に解釈していた。極端な例を挙げれば、ある定期的な会合に使われていた都内の某国料理店の味が急に変わってので、経営者を呼んで問い質すと「先月までの経営者は不法滞在で強制送還されたので」と聞かされたようなことである。
昨日も取り上げた我が新宿区百人町には(調査した訳ではないが)相当な数の異邦人が定住していることは間違いないだろう。また、週替わりで店舗を貸している場所に居たインド人に聞いたことは「この街にバングラデシュ人があれほど多いのは、世界最貧国の一つであるあの国の政府が、全国民を養いきれずに積極的に海外への流失を促進しているのだ。日本の政府はそれと知らずに入国を制限しないから、このような状態になったのだ」だった。「なるほど」だったが「何をしていることやら」の思いだった。
現に、この界隈に最も多いと推測しているバングラデシュ人の何名かに英語で尋ねると「この国の方が物価は高いが治安も良く、衣食住が確保できるので住みやすい」とシレッとして言われてしまった。勿論と言うべきか何と言うべきか、パキスタン人たちが出しているカレー屋もあるし、ネパール料理店も急増した。私は彼らが如何なるヴィザで入国し保健所の許可を取って料理屋をやっているのだろうかと、不思議に思っている。彼らは消費税を取っているが、その納付の手続きを承知しているのだろうかとも考えさせられる。
マスコミ報道によれば、多くの国会議員の中には政策に通暁している人も数多くいるようだ。だが、彼らはこの異常な光景が展開されている街のような場所の実態というか、下情に通じておられるのかと考え込まされている。勿論、技能修習生等の中から雇用主の虐待に遭って、脱走した者たちが居ることくらいはご承知だろう。だが、ここ新宿区百人町界隈だけではなく、都内の方々や関東地区の中には「○○国街」や「××国横丁」などで、我が国が食い物にされている実態まで視察されたという話は聞いたことがない。
「駕籠に乗る人」や「担ぐ人」ばかりになって「そのまた草鞋を作る人」不足が何処まで深刻なのかを調査されたのかと思っている。もしも調査済みであれば「不法滞在」は言うに及ばず、外国人の作業従事者を雇用主が虐待しないような万全の策を講じてから、制限を緩和するべきではなかったのかな。私の永年の持論は「自分の国を離れて外国に機会を求めてくるような連中は、遺憾ながらその国における余り物か、食い詰め者である」なのだ。「アメリカやヨーロッパの先進国から我が国に単純反復労働の機会を求めて来た者がいるか」を考えれば解ることだ。
菅内閣の初期に言われたことで「如何にして新型コロナウイルスの嵐吹きすさぶ環境下で経済を回すのか」ということで、外国人の入国完全締め出しに踏み切れていなかった。私は例えば「アメリカにおける支配階級に属する人たちの入国を妨げよ」とまでは考えていない。だが、我が国は成長が鈍化したとは申せ、世界に冠たる「治安が安定し、衣食住の環境も最高で、人々は親切で、物価は安定し、食い物は美味い」国なので、その美点が遍く喧伝されているのだ。そこを付け狙って甘い汁だけを吸おうとする輩まで、入国させる必要が何処にあるのだろうか。
私は随分と国粋主義者のような極論のような主張をしているようだ。だが、私なりに世界の諸国の実態を少しだけ囓ってあるので、我が国の美徳である「性善説信奉」に「その性悪なる」国の者たちに付け込まれているのが残念至極なので「無闇に入れないで欲しい」と言っているのだ。
11月8日からだったか、ビジネスの入国者に限って拘束期間を3日に短縮し、これを技能修習生等にも適用すると発表された。それを聞いた現場の作業をしている会社の社長さんは「深刻な人手不足なので天の助けだと思った」と大歓迎していた。尤もだろうとは思って聞いた。だが、私には賛成できないし、支持する気にもなれない方針転換である。
私は正直に言って、以前から唱えてきた「駕籠に乗る人担ぐ人、そのまた草鞋を作る人」を思い出した。端的に言えば「順調に経済的に発展してきた時期もあった我が国では、作業の現場における単純反復労働が何時の間にやら遠ざけられる傾向が顕著になってきたので、遠からぬ将来に『草鞋を作る人』は居なくなってしまうのではないか」との懸念を表明したことだ。そこで、安倍政権時代に考えられたことが「海外からの労働動力の輸入」であり、「期間限定の技能修習生等の入国を認めること」だったのだ。即ち、草鞋製造の担当者の導入だった。
それ以前からヴィザの制限を緩和した後では、発展途上国からの入国者の違法な滞在や、観光ヴィザで入国して期限が切れても退去しないとか、勤め先からの脱走者はいたのである。簡単に言えば、そういう不法滞在者が草鞋を作っていてくれたのだろうと、私は勝手に解釈していた。極端な例を挙げれば、ある定期的な会合に使われていた都内の某国料理店の味が急に変わってので、経営者を呼んで問い質すと「先月までの経営者は不法滞在で強制送還されたので」と聞かされたようなことである。
昨日も取り上げた我が新宿区百人町には(調査した訳ではないが)相当な数の異邦人が定住していることは間違いないだろう。また、週替わりで店舗を貸している場所に居たインド人に聞いたことは「この街にバングラデシュ人があれほど多いのは、世界最貧国の一つであるあの国の政府が、全国民を養いきれずに積極的に海外への流失を促進しているのだ。日本の政府はそれと知らずに入国を制限しないから、このような状態になったのだ」だった。「なるほど」だったが「何をしていることやら」の思いだった。
現に、この界隈に最も多いと推測しているバングラデシュ人の何名かに英語で尋ねると「この国の方が物価は高いが治安も良く、衣食住が確保できるので住みやすい」とシレッとして言われてしまった。勿論と言うべきか何と言うべきか、パキスタン人たちが出しているカレー屋もあるし、ネパール料理店も急増した。私は彼らが如何なるヴィザで入国し保健所の許可を取って料理屋をやっているのだろうかと、不思議に思っている。彼らは消費税を取っているが、その納付の手続きを承知しているのだろうかとも考えさせられる。
マスコミ報道によれば、多くの国会議員の中には政策に通暁している人も数多くいるようだ。だが、彼らはこの異常な光景が展開されている街のような場所の実態というか、下情に通じておられるのかと考え込まされている。勿論、技能修習生等の中から雇用主の虐待に遭って、脱走した者たちが居ることくらいはご承知だろう。だが、ここ新宿区百人町界隈だけではなく、都内の方々や関東地区の中には「○○国街」や「××国横丁」などで、我が国が食い物にされている実態まで視察されたという話は聞いたことがない。
「駕籠に乗る人」や「担ぐ人」ばかりになって「そのまた草鞋を作る人」不足が何処まで深刻なのかを調査されたのかと思っている。もしも調査済みであれば「不法滞在」は言うに及ばず、外国人の作業従事者を雇用主が虐待しないような万全の策を講じてから、制限を緩和するべきではなかったのかな。私の永年の持論は「自分の国を離れて外国に機会を求めてくるような連中は、遺憾ながらその国における余り物か、食い詰め者である」なのだ。「アメリカやヨーロッパの先進国から我が国に単純反復労働の機会を求めて来た者がいるか」を考えれば解ることだ。
菅内閣の初期に言われたことで「如何にして新型コロナウイルスの嵐吹きすさぶ環境下で経済を回すのか」ということで、外国人の入国完全締め出しに踏み切れていなかった。私は例えば「アメリカにおける支配階級に属する人たちの入国を妨げよ」とまでは考えていない。だが、我が国は成長が鈍化したとは申せ、世界に冠たる「治安が安定し、衣食住の環境も最高で、人々は親切で、物価は安定し、食い物は美味い」国なので、その美点が遍く喧伝されているのだ。そこを付け狙って甘い汁だけを吸おうとする輩まで、入国させる必要が何処にあるのだろうか。
私は随分と国粋主義者のような極論のような主張をしているようだ。だが、私なりに世界の諸国の実態を少しだけ囓ってあるので、我が国の美徳である「性善説信奉」に「その性悪なる」国の者たちに付け込まれているのが残念至極なので「無闇に入れないで欲しい」と言っているのだ。