新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

11月1日 その2 今回の選挙の感想

2021-11-01 15:29:02 | コラム
自民・公明両党で安定過半数を確保:

先ずは一安心の結果だった。私の政治に関する知識と情報はテレビや新聞が提供してくれるニュースと、政治評論家や専門家が言っていること以外の情報源は持っていない。尤も、週刊誌も読んでいるが。また、自慢にならないそうだが、今から68年前に選挙権を与えられて以来、如何なる場所の選挙区ででも候補者に出会ったこともなく、彼らから接触されたこともない。橘玲氏ではないが「無知なるが儘」に投票してきた、危ない有権者だったかと反省しきりだ。その無知振りを反省しつつ、今回の選挙についての感想を幾つか述べてみよう。

*落選者:
昨夜は10時近くまでテレビ局の速報を見ていたが、大勢が解ったところで寝てしまった。結果の詳細は今朝4時のNHKのニュースで確認した。各選挙区や比例の当選者を見て感じたことを挙げてみよう。それは、選挙区で落選した人、落選しても比例で救われた有力な人の顔を見ていると、圧倒的に世襲の議員ではなかった人が多いのだ。

それらの方々は順序不同で行けば、石原伸晃(父親は石原慎太郎君だが、世襲の範疇には入らないと判定)、甘利明、野田毅、桜田義孝。金田勝年、若宮健嗣、原田義昭、山本幸三、辻元清美、平野博文等々である。この現象は「世襲ではなくて政治を家業としていない人たちは、能力が低いと」いう意味ではあるまいとは思う。だが、世襲の意義をあらためて考えねばなるまいかと、少しだけ感じた。

*甘利明自民党幹事長の比例復活:
この選挙区での落選には考えさせられた。岸田総理が何事にも優先して甘利明氏を幹事長に任命したのだそうだが、その途端に野党と共同(カタカナ語にすれば「コラボ」か)するマスコミが一斉にあの何年前のことだったか俄に思い出せない「秘書の金銭受け取り」の説明責任とやらを果たしていないと、うるさく責め立てた。彼らがやりそうなことだと感じた。

甘利氏は「検察が不起訴にしたことだし、十分に説明は尽くした」と防戦したが、言わば「多勢に無勢」というか「時既に遅し」というか「無理が通れば道理が引っ込む」の感があった。だが、落選とまでは想像出来なかった。私には彼らに巧みに与論を操作されてしまったのが、究極的に敗因になったと見ている。橘玲氏式に言えば、与論に押し流された「無知なる有権者」にやられたのだと思う。

枝野幸男の厚顔無恥:
この件を採り上げようと思い始めた時点では、枝野は立憲民主党代表の辞意を検討もしていなかったと思う。当方は午前中はMLBのWS観戦にかまけていた。今になってネット情報を見れば、枝野は今日明日には考えると言ったとか。甘利氏は即効で辞意をテレビで表明していた。枝野は反日的的報道機関が115議席を130にも140にも伸ばすと予想してくれていたにも拘わらず、マイナス14となった公党の責任者だ。

福山哲郎幹事長は深々と頭を下げて、何処かの誰かに謝っていた。それでも枝野は検討するとほざいている始末だ。そんな枝野が何処かの党と共同戦線を張って政権奪回と叫んでいた。その邪な野望を食い止めてくれた民意というか判断を評価したい。


カリフォルニア州のSM氏からの便り:

2021-11-01 08:38:08 | コラム
小室圭氏夫妻の問題:

私は以前からSM氏に小室圭氏と真子さんの件が彼の地でどのように報じられ、認識されているかを尋ねてきた。現地では関心が低いようだった。そこで、この度の小室氏のNY州弁護士試験不合格の件がどのように受け止められているかを、敢えて問い合わせてみた。

私は我が国におられるNY州の弁護士資格を持っておられる方たちは、テレビなどに登場されて色々と経験と知識を披露されているが、中々核心を突いたような微妙なことまでには触れておられないようだと思っている。また、マスコミの連中が果たしてアメリカの法曹界や大学の実情等を承知していないのか、あるいは知っていても本当の事を言わないのかの何れかだと思って聞いている。

SM氏はアメリカでも大学を出ておられたし、アメリカ生活も40年を超えている。お子さんたちも弁護士やMBAで活動しておられるので、アメリカという国に詳しいのだと思っている。今回も私の問いかけに直ちに答えて貰えた。このような見方もあるのかと思ってご一読願いたい。なお「バーンアウト」とは「燃え尽き症候群」のことだ。

>引用開始
当地のKK報道はわかりませんが、友人の白人に聞いたら、ローカルニュースで報道してたそうです.ハリー王子とメーガン妃の場合は、異常なほど米国民が関心を寄せましたが、存在感の薄い日本に対する一般の関心は極めて低いと言えます.もちろん我々の周りの米国人は別ですが.うちのLAにいる長女も、日本に対する関心は、食べ物、ファッション、音楽くらいでKK問題も知りません.その代わり、ハリーとメーガンのことは芸能ニュースなどでよく見てるそうで豊富な知識を持ってます.

KKがNYのBar Examを落ちたようですが、二回目以降はさらに合格は30-40 percentと難しくなるそうです.前LA 市長だったビアライゴサは4回受けてギブアップしています.KKの場合Law Firm で働きながら受験に備えるのは厄介ですね.確かに米国の弁護士の数は多いですが、淘汰も相当でやめていくものが大勢います.弁護士市場が拡大しているとも思えません.前述のうちの娘も、7-8年やりましたが今は、Practiceはしてません.とにかく収入はいいものの長時間労働でバーンアウト.

<引用終わる