新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

11月19日 その2 英語で「やるやる詐欺」を何と言うか

2021-11-19 16:45:33 | コラム
“All talk and no action fraud”で良いようだ:

アメリカの往年の同僚が私の問いかけに答えてくれたので、和訳して紹介しよう。

>引用開始
「やるやる詐欺」を英語にすれば:

君が取り上げた“All talk and no action”という表現で正解だろう。このような詐欺的行為は我が国でも政治家と言うよりも特に政治屋たちが、何かやって見せると言っては実際には何も実行しないことなどは、特に珍しい現象ではない。私は気候変動などに対する彼らの対処などはこの「やるやる詐欺」の範疇に入ると思っている。

我々は最早その口先ばかりで何ら行動を起こさないことを、詐欺行為だとは見ないようになった。何故ならば、そういう現象が予期した以上に頻繁に起きているからだ。

私は詐欺というものは「誰かが貴方に何事かを実行すると約束をし、貴方がそれを信じてしまったにも拘わらず、実行されなかったときに、初めて一杯食わされたと解ったことだ」と看做している。

私は日本国憲法がそれほど長期にわたって改正されなかったことは普通ではないと思う。我が国でも憲法は度々改正されたが、不幸にもその通りには守られていない感がある。

家内も私も健康状態には問題なく過ごしているが、未だにマスクを着用していなければならない生活にはウンザリしている。それは、余りにも多くの連中がワクチンの接種を拒否しているためだ。
<引用終わる

なお、訳文中に日本国憲法云々とあるのは、私から日本維新の会の小野泰輔議員等が自民党内閣は永年にわたって憲法を改正するすると言いながら、実行していないことを「やるやる詐欺的である」と決めつけたことを引用して質問したからである。


11月19日の雑感

2021-11-19 10:19:21 | コラム
朝から色々と物思うことがあった:

*大谷翔平君がMLBアメリカンリーグのMVPに:
今朝は調子が出て来ないままに9時近くまでジッとしていたので、図らずも大谷翔平君がアメリカンリーグのMLBに選出されるところをテレ朝で見ていた。420の満票だったのも大変結構なことだと思っていた。先ずは「お目出度とう御座います。君は本当に偉い」と祝福する。受賞と決まった後の記者会見(なのかな)でも淡々としていたのが如何にも彼らしいと思わせられた。はしゃぎもしなかったし感情が表に出ていなかったのも、一層印象的だった。

その中で確認できたことは「この受賞には賞金がないこと」だった。番組に出ていたMLBの専門家は賞金が無くても、それに伴って新規のスポンサー契約等々が付いてくるので、少なくとも数千万円の別途収入にはなるだろうということだった。だが、間違いなく来年の年俸は大幅に上がるだろう。

*水原一平氏:
ご存じの方は多いと思うが、ロスアンジェルス・エインジェルス(我が国にカタカナ表記はロサンゼルス・エンゼルスだが)における大谷君の通訳さんである。先ほどのテレ朝の番組のお陰で初めて水原氏の英語を聞く機会ができた。一聴して解ったことは、英語で俗に言う“Were you born here?”と尋ねる域にある、native speakerと言って良い質だった。そこで、早速Wikipediaに訊いてみると、7歳で父親と共にアメリカに渡ってUCの中の一校の卒業生だった。「なるほどね」と納得した、今までに聞いたプロ野球の通訳さんの中では抜群の英語力だったから。

*文書通信交通滞在費:
日本維新の会から先頃の選挙で東京一区から比例復活当選した小野泰輔氏ともう一人の新議員が口火を切った「1日で100万円が支給されるのは」問題は未だ決着を見ていない。と言うよりも与野党が一致したこの件についての改正案は纏まっていないのである。「日割りにしようと何だろうと、国会議員さんたちがチャンとその職分を守って働いてくれれば、それで良いじゃないか」などという、言わば極論のような意見もあったようだ。

そうかと思えば、自民党の議員の中には「議員とは金がかかる職であり、文書通信交通滞在費を削られては議員会館の家賃も払えなくなる」という、一体全体何お考えかと尋ねたくなるような声も上がっていると、何処かの局のニュースで紹介していた。私は政治家が何にお金を使っているのか知る由もないが、屡々言われる「税金」を頂戴しているのであれば「そのお金を何の目的であり、如何ほど使ったかの領収証まで完全に揃えて報告するのが当然のことではないのかな」と単純に考えている。

私は今日までの88年の人生で20歳になって選挙権を与えられてから、藤沢市、豊中市、芦屋市、調布市、再び藤沢市、更に生まれた土地である東京都と移住してきた。その間に一度たりと雖もその選挙区の議員に接触されたことも、こちらから「我が村の先生」にお目にかかりに行った経験もない。良く報道されている議員さんに招待された宴会とか観劇とか観光旅行などは何処か別世界の出来事だとしか思えないのだ。

中には「君が積極的に議員さんに寄っていかないのが悪い」との批判もあった。国会議員になるには費用がかかるので、その不足分を国費である文書通信交通滞在費を使っても賄っていると言いたげなのは、私の理解を超越している。橘玲氏が指摘しておられたように、私は略その候補者については選挙公報に記載されていたこと以外は無知であっても「これ」と決めて投票した。岸田総理は色々と政策を打ち出されているようだが、議員歳費について何か言われたとは聞いていない気がする。上に立つ者として毅然たる態度を見せられては如何かな。