新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

だから政治家は当てにならないと言うのだ

2020-12-07 09:27:54 | コラム
75歳以上の高齢者の負担を2割にする:

とんでもない案件だ。私は「そもそも政治などをやっている連中は、それほど信頼するに値しない人種である」と言いたいほど当てにしていなかった。特に野党と彼らと組んでいるマスコミも同様だと思っている。だが、中でも自民党は未だ少しはましかなと思って見てきた。だが、この度彼らは何とも腹立たしいことを言い出したのだ。それは後期高齢者の医療費負担を1割から2割に引き上げる案を出してきたのだった。言語道断である。八つ当たり式に言えば「だから、ペラペラと中身がないことを喋るだけの田村憲久厚労大臣は駄目だ」と言うのだ。

このように怒っている当方だって、高齢者が増えて医療費の負担が増加していることは解る。だからと言って団塊の世代が75歳を超え始めて一層負担が大きくなるかとの理由で、年収120万円以上の高齢者を2割負担に引き上げようというのは暴論というよりも,何とも無慈悲な考え方だ。それは75歳以上であっても悠々と暮らしておられ、年金を頼りにしていない方もおられるだろう。だが、中には2,000万円も蓄えもなく、年金だけが頼りで生きておられる方もおられるだろう。その年金からも所得税や健康保険料も介護保険料も天引きなのだ。手取りは幾らか考えろ。

だが、議員というか自民党員の中には二階幹事長を除けば、80歳台の者が何人いるのだろう。彼らは85歳辺りを過ぎた者たちがどれほど身体能力の衰えに苦しみ、大病院や掛かりつけのお医者様に助けているかなど解らないだろう。私が今日までに何度「87歳になってしまった身体の至る所に生じる不自由さと、所謂老化現象に苦しめられているか」を力説しただろうか。私の周囲には杖を便りに歩いている者は何名もいれば、尿漏れ用のパンツの助けを借りている者がいるのだ。君等も80歳を超えればその辛さが解るぞと言ってやりたい。

公明党は240万円説を唱えているので、意見が一致しないと報道されている。私に言わせれば「団塊の世代を2割負担にするのは結構だが、それ以外の高齢者まで一緒にするとは如何にも乱暴だ」と思う。私は「既に後期高齢者保険の発足時点から1割負担だった年齢層は据え置くべきだ」と主張する。私自身のことを言えば、2015年辺りから出費の90%以上は医療費と薬代である。85歳になったはずの富有層のYM氏も言っているが「今更新しく衣料品その他の贅沢品などを買う必要もないし、万一に備えて資金を用意しておくだけだ」そうだ。自民党員に猛省を求める。



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