新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

高田馬場駅前にVESSEL HOTELが新規参入

2022-09-06 08:11:15 | コラム
また新しいホテルが高田馬場に:

何が出来るのかなと思って何気なく見ていた高田馬場駅前の交差点のところの改築工事は、囲いが取れてみれば、最上階にVESSEL HOTELと表示されていた。この駅前には確か今年になってから矢張り古いホテルが改装工事を終えて蓋が開けられてみれば、SOTETSU GRAND FRESAだった。「またホテルか。それでも大丈夫なのかな」とつい気になってしまったと同時に「もしかして景気回復の刺激材料になれば良いが」とも感じている。

それほど新宿区にはオリンピックの前後から多くのホテルが新規開業しているのだ。ここから見えるだけでもAPAは4~5軒あるし、矢張り視界に入ってくる明治通りの東新宿には、オリンピックの前だったかにサンルートインから変わった相鉄フレッサインがある。新大久保駅から我が家にいたる路地には、中と極小のホテルが併せて2軒開業したばかりだ。

余計なことかも知れないが、オリンピックも終わり、インバウンドとやらが未だ未だ復調していないこの時期に、これほどホテルが新規開業して宿泊客が集まるものなのかと心配して上げたくなってしまう。

また、新型コロナウイルス感染が怖れられる時が来ては、最早殆ど近場にですら出歩かなくなってしまったので、日本全国にどのようなホテルチェーンが展開されているかなどには全く疎くなっている。相鉄のフレッサ等は永年神奈川県に住んでいたので相模鉄道には馴染みがあるので「なるほど、沿線でホテル事業を展開していたのか」と少しは納得していたが、東新宿や高田馬場に土地勘があるのかなと考えてしまう。

尤も、藤沢駅南口のフレッサには数年前に、2日続けてクラス会とサッカーの会が開催されたときに一泊したこともあった。ところで、VESSEL HOTELについては全く知識が無かったが検索してみれば、広島市に本拠を置いて沖縄等から全国展開していると知った。

そこで考えたことは、これほどホテルが増えれば、それに伴ってベッド、マットレス、家具調度、家電製品、リネン、食器等々の需要が増加するのではないかという点だ。さらに、ホテルの従業員の求人も増えるだろう。さらに、建築工事要員と建築材料の需要も増加するのではないのだろうか。ここ百人町周辺でも日本人向けの食べ物屋が相次いで閉鎖され、その後に建つアパートの現場で作業員の中には明らかに外国人と見える者たちが散見される。

私には具体的にどのようになっているかは解らないが、このように建築工事が増えていれば、現在のように伸び悩みの時期にあっても、潤っている業種というか、業界もあるのかなと観察している。アメリカでは住宅着工が伸びれば、上述のような関連業界の需要が喚起されるので景気が上向いていくと認識されている。この見方が我が国にも当て嵌まれば、景気を改善させる材料になるのかなと考えているのだが。だが、鍵はどれほど旅行者が増えるかではないのかな。



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