新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

中国に対する姿勢

2021-12-21 08:26:50 | コラム
不甲斐ない我が国の政治家たち:

本日は、本当はこういう話題を取り上げる予定ではなかったのだが、矢張り黙ってはいられない気がするので触れておこうと思う。

手近なところでは今国会で「文書通信交通滞在費」の改正は決められなくなったことがある。これは全く不甲斐ないことで、恐らく国会議員たちには決めきれないだろうと予想していたが、その通りになってしまうようで腹立たしい。私はこの程度の者たちに我が国を任せようと選んでしまった国民の方にも責任があると、何時も考えている。しかも、維新の会で言い出さなければ話題にも議題にも上がらなかったのも、情けないこと。お陰様で、私のPCは「文書通信交通滞在費」をスラスラと出力してくれるようになった。

昨20日のPrime Newsで櫻井よしこさんが非常に厳しい口調で岸田総理が「北京五輪の外交的ボイコット」を未だに決め切れていない優柔不断な態度を、林外相をも含めて批判しておられた。残念ながら「誠に以て遺憾なこと」と同感だった。櫻井よしこさんは自民党の宏池会の歴史にまだ遡って厳しく言っておられたが、その通りだと思って聞いていた。

そこに、本日の「頂門の一針」には有本香さんもZAKZAKニュースでの「対中国非難決議」に至らなかった件を厳しく批判しておられたので、その記事から引用しようと思うに至った。

>引用開始
「臨時国会も終盤(21日閉会予定)。はて、「対中非難決議」はどうした のだろう? まさか雲散霧消か? といぶかっていたところへ、不信を強 くするニュースが入ってきた。14日、超党派の「日本ウイグル国会議員 連盟」と「日本チベット国会議員連盟」、自民党有志による「南モンゴル を支援する議員連盟」の3議連の幹部らが官邸に岸田文雄首相を訪ね、来 年2月の北京冬季五輪への「外交的ボイコット」を求める共同声明を手渡したという。

やっぱりかー。今年6月の通常国会の会期末、公明党と当時の自民党幹事 長室が首を縦にふらなかったために、人権問題で中国を非難する国会決議 が見送られた経緯は、当コラムでさんざん書いた。その?末(てんまつ)を当コラムで暴露したため、私が幹事長室から「文 書」をもらうことになった経緯も詳しく書いたので、ご興味ある方はネッ トのアーカイブでお読みいただきたい。あのとき、3議連の幹部も幹事長室の対応を苦々しく思っていたと聞いた が、それはどうやら勘違いだったようだ。「親中派のドン」といわれた二階俊博氏が幹事長の座を去った今も、対中 非難決議はなされない。つまり本気でやる人はいないのである。(以下略)
<引用終わる

中国に対して思い切った態度を取れないことは解らないでもない。だが、中国は我が国というか岸田政権が人権問題の非難決議にも、外交的ボイコットにも、直ぐには出てこないと読み切っているのだろう。そんなことで良いのかなと思ってしまうのだ。数年前に何とか言う漫画家が「中国に対しては謝って謝って謝り続けていれば良い。そして何時かは属国にして貰えれば良い」と言っていたことがあった。現在の岸田政権の決断できない姿勢を見ていて、この戯言を思い出した次第だ。



コメントを投稿