●鳥インフルエンザ感染による死者は、一昨年は12人に上ったが
昨年は2人に留まり、今年になってからは大規模な感染拡大も
死者も報告されていない。保健省によると昨年の2人の死者に
付いては関係当局が、鳥インフルエンザに関する情報を提供し
ていたにもかかわらず、医療機関に鳥インフルエンザ感染の可
能性を知らせておらず、それが治療の遅れに繋がった。
またチェンマイでの協議に付いて内務省の担当者は、鳥インフル
エンザ対策の実施に付いても、内務省が中心的な役割を果たし
て欲しいとの要望が出された。
これは内務省が地方の行政機関を監督する立場にあるためで、内
務省は感染の疑いなどの報告を、より敏速に関係当局に伝えるよ
う努力を考えていると述べた。
このほか鳥インフルエンザの感染拡大で、タイは養鶏業が大打撃
を受けたことから、鳥輸出業者は現在、鶏肉加工品の生産輸出に
力を入れている。
国内最大の鶏肉輸出業者よると、今年はこれまでに被害の感染が
確認されていない国でも感染者が出ており、鶏肉の消費は世界的
に減少することが予想される。
一方、熱処理した加工鶏肉製品は需要が拡大することが考えられ
る。
●バンコク首都圏で路線バスを運営するバンコク大量輸送公社は、バ
ンコクから約90キロ離れたスパンブリを訪れる観光ツアーを開始する
ことになった。
このツアーはバンコク大量輸送公社のサービス「家族の幸せ」と呼ば
れるもので、スパンブリ県の観光名所のひとつシャワーク(?)と呼ばれ
る湖に家族旅行をしてもらうということだ。
シャワークは広さ248ヘクタールに及ぶ貯水湖で、自然に囲まれてい
るため観光には打ってつけの場所。またこの湖にはさまざまな水生
動物が生息しているほか、周辺には大型の野鳥などもおりバードウ
ォッチングも出来る。このほかこのツアーでは地元で採れる500種類
以上の作物を保存するために設けられた、バークに足を伸ばすことも
出来る。
このツアー・サービスの詳細に付いては、バンコク大量輸送公社に午
前6時から午後9時までの間に問い合わせて欲しいとのこと。
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●先に南部のパタルン県で、知事が貧困一掃プログラムの実施状況を
視察した。このプログラムは農業従事者の収入を増やすことを目的と
したもので プラチャック知事は、このプログラムの対象となっているゴ
ム園を訪れた。ゴムはタイ南部の特産品の一つだが、このプログラム
では利用されていないゴム園では、農地を有効価値するために追加の
栽培なども行われている。
プラチャック知事は視察の後、貧困一掃プログラムは低所得者の収入
引き上げに効果あると確信している。だがプログラムを成功させるには
プログラムを実施地域の実情に即応したものにすること。そして参加す
る人々が努力することが欠かせないと指摘した。