1010 Radio

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ロシアの声(4月21日放送)

2006-04-22 | ラジオ

●ロシアはイランのブシエル原子力発電所建設に関する協力を、打ち切
 るよう求めるアメリカからの要請に対しこれを拒否した。
 これは今週水曜日モスクワで開催された、G8イラン核問題会議に出席
 したアメリカのバーンズ国務次官は、ロシアにイランの原子力発電所建
 設への協力を中止するよう呼びかけた。これに対してロシア外務省報道
 官は、原発の建設がIAEAの監視の下で進められている点を強調し、この
 発電所の原子炉は軍事的に使用できる物質を生産するものではないと
 述べている。
 またブシエル原子力発電所で発生する核廃棄物は、ロシアで引き取られ
 ることになっている。

●ロシア外務省報道官は、イランの核開発問題に関する国際社会からの懸
 念を、制裁や人的な手段のみ払拭すべきではないとの見解を示した。
 またこのなかでイランの核利用が平和目的を逸脱したことが、明らかにな
 った時に初めて、制裁という手段を取ることが出来るとした。

●ワシントンで中国の胡錦濤国家主席と、アメリカのブッシュ大統領による
 首脳会談が行われた。
 会談の中で両首脳は、安全保障の強化に関心を持っているとの立場を示
 し、イランの核開発や大量破壊兵器の拡散防止に付いて意見を交わした。
 また中国の通貨「人民元問題」に付いて、ブッシュ大統領が相場の切り上
 げを促したのに対し、胡錦濤国家主席は今後この問題に取り組んでいくと
 表明したが、具体的な回答は得られなかった。
 イランの核開発問題をめぐっては、中国もアメリカもイランに核兵器の開発
 と保有を許してはならないとの立場で一致している。

●ロシアはパレスチナ自治政府に対し、緊急人道支援として1千万$を贈る
 ことを公式に決めた。支援金は教育や医療、鳥インフルエンザ対策に使わ
 れる。
日本を訪問中の欧州委員会のバローゾ委員長は、読売新聞のインタビュ
 ーに答え、イランの核開発問題を力によって解決しようとする試みは、深刻
 な結果に繋がりかねないと述べた。

●ベネズエラのチャベス大統領は、もしアメリカがイランを攻撃した場合、国
 際的な原油価格は1バレル100$にまで高騰する可能性があるとの見方を
 示した。
 またアメリカがベネズエラに対し、軍事的な攻撃を仕掛けるなら、ベネズエ
 ラは全ての原油取引を停止すると警告した。
●アメリカの国家情報長官はイラク開戦前、ロシアがイラクのフセイン元大統
 領に、情報を流していたとの報道が確実な証拠を裏付けられていないこと
 を明らかにした。
 またアメリカ国防総省も、秘密漏洩の事実は確認されていないことを明らか
 にした。

●昨年10月に、ニューヨークの兵士募集センター前で、抗議行動を行って逮捕
 された、メンバーの50歳から91歳までの18人の女性に対する裁判がニュー
 ヨークで行われた。
●ネパールのカトマンズでは、夜間の戒厳令を昼間にも適用する決定が下され、
 警官に無警告での発砲が許可された。
 また国連の事務総長特使は、ネパールの警察が平和的なデモに対して武力
 を使用していることを厳しく非難した。
ネパールに生きる―揺れる王国の人びと

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●昨夜カムチャッカ半島沿岸部で強い地震が起きた。ロシア非常事態省が伝え
 ているところによると、いくつかの村が被害を受けているが、まだ正確な数値
 は把握できていない。
 今回の地震はカムチャッカ半島で起こった地震としては、1900年に二つの村
 で震度4から震度5を観測して以来、最大規模の地震だった。
●今朝早くモスクワ国立大学の寮の26階で火災が発生し、2人が死亡した。
 またこの火災で5人が火傷を負い、この内4人が病院へ運ばれている。
 火は朝の内に消し止められ、消防隊の誘導により約1500人が建物から無事脱
 出した。

混信が多く受信に難儀した。