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公務員の汚職と愛情問題(1)

2012-08-30 | ラジオ
ロシア議会下院国家会議は汚職の撲滅に向け、言わばネジを締め始めている。公務員が国外に銀行口座や不動産、資産を所有するのを禁じる事に続き、愛情問題においても一線を引く提案がなされた。
この提案が採択された場合、おそらく公務員は仕事のキャリアか、あるいは外国人との結婚という、厳しい選択の前に立たされることになるだろう。実際、専門家たちの中では、これはいくらなんでも、やりすぎではないかとの当惑も巻き起こっている。

下院国家会議ではすでに汚職の撲滅に向けた一連の法案が検討されている。これらすべての法案は、公務員に対する監督の著しい強化を前提としているが、それは何よりも外国と関係したものだ。
第一に述べられているのは、国外で不動産や銀行口座を持つことの禁止だ。なかには思いもかけない制限もある。

統一ロシア党のフョードロフ議員は、公務員が外国人と結婚するのを禁じるように提案しているのだ。
フョードロフ議員はロシアの声の記者に対し、自分の提案を外国の影響を受ける危険があるからだと説明し例を上げた。
「官僚たちが国外に持っている財産は、国家間の競争で外国にとってプラスになるよう、ロシアの官僚が操作されてしまうようなメカニズムになっている。
外国は、この事に関し法律さへ採択しつつある。この法律のなかには直接我々は、自分達の国益にプラスとなるよう、ロシア市民を操作するのだと書かれているだろう。
我々は、そうした事から自国を守らなければならない。ウクライナのユーシチェンコ前大統領や、グルジアのサアカシヴィリ現大統領の夫人が米国人であるのが何故なのか、これは何かの偶然なのか、こうしたことを忘れてはならない。この事実は多くの点で、ユーシチェンコ氏、サアカシヴィリ氏のはっきりした反ロシア的立場を説明するものだ」
議員は、このようにコメントしている。

公務員の汚職と愛情問題(2)へ続く

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8月14日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル