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スマートフォンは持ち主のシッターになる(1)

2014-01-03 | ラジオ
これから4年経つと、スマートフォンはもう少し頭が良くなり、持ち主の次なる行動を予測できるようになるそうだ。先日、バルセロナで行われた、IT技術専門家たちのシンポジウムで、ある会社の出席者はこのように語った。ガジェットは持ち主の、言ってみればベビーシッターのようになり、日常のルーティーンの問題から解放してくれるというのだ。
「朝ですよ。起きなさい」「傘を忘れないでね。雨の予報が出ていますよ」「これでは約束には間に合わないませんよ。もうキャンセルしておきましたから」
たとえばこんなふうに、スマートフォンたちは持ち主と喋りはじめるのだそうだ。知能アプリが携帯電話用に開発されており、ご主人様はどこにいたか、どんな買い物をしたか、FBやツィッターに何を書き込んだかなど、これが持ち主の情報収集にあたるのだということだ。
ガジェットは、これらのデーターを自動的に加工したあと、今度は日々の補佐役として、ご主人様に代わって決定を下すようになる。

コーポレーション・グルのアンドレイ・ミハイリュク執行役は、ソーシャルネットにはユーザー情報がいっぱいだし、インターネットでもやれ天気だ、そして事件だと様々な情報が簡単に手に入るため、これからは様々な予測をたてることができると説明し、こんなふうに話している。
「スマートフォンにこの情報を分析し、結論を出し、これを関心のある人々に知らせる可能性を与えたら、すごいと思います。技術的にはスマートフォンは夜、持ち主が寝ていても天気の移り変わりを調べ、交通情報に目を光らせることができます。雪が降れば、通常よりも移動に時間がかかりますから、ご主人様を早めに起こさなければならないとスマートフォンは考えるわけだ」
執行役は、このように述べている。

スマートフォンは持ち主のシッターになる(2)へ続く

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11月26日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル