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スマートフォンは持ち主のシッターになる(2)

2014-01-04 | ラジオ
電子シッター兼秘書は2017年にも登場する可能性があるということだ。ミハイリュク氏は、このシステムの作業用の素 は、現在すでに存在していると指摘している。
彼はスマートフォーンの様々なプラットフォームに新たなお助け役が次々と登場し、個人データーが使われだしている状況を見ると、実現化はもしかしたら2017年よりも前になることも有り得るとして、さらに次のように話している。
「GoogleNowのサービスはユーザーのいる場所から、この先の行動についてある種の予測を行うものですが、すでに1年以上にわたって機能しています。これは例えばどこかに飛び立とうとして空港に向かう途中、ポケットからスマートフォンを取り出したとします。するとスマートフォンの画面には、乗る便の遅延情報が示されているというわけだ」
執行役は、このように述べている。

ミハイリュク氏は仕事の知識を持って、持ち主を喜ばすことがガジェットの主な課題だと考えている。一方、専門家のなかには、スマートフォンが持ち主の主人に変ってしまい、逆に持ち主を操るようになるのではないかと心配するむきもあるが、ミハイリュク氏は、こうした危険性を感じてはいない。
将来、人間を機械が支配するようになるのではないかという危惧は必要はない。と考えている

これに対し別の考え方もある。Grup-IB社サービス戦略開発を率いるニキータ・キスリツィン氏は、IT技術が人間の生活に深く浸透すればするほど、生まれる危険も脅威も多様化するとして、次のように話している。
「このテクノロジーは大企業なら生産しており、人の移動をコントロールし始めています。スマートフォンが人間の生活について持つ知識はかなり深いものです。
いまどこにいて、いったい何をしているのかも分かっている。このようにして、第三者、様々な部署がこうした情報を握っています。今すでに、これが諜報活動につながるのではないかという恐れもあります。諜報活動の恐れは、人々がスマートフォ0ンを使うことによって、新たな段階になるというだけのことです。みんながセンサーを携帯して歩くと、云わば大きなお兄さんが、みんなのあらゆることを感知しているというシナリオが出来上がるわけだ」
キスリツィン氏は、このように語っている。

こうしたことを耳にすると、多くの人がすでにスマートフォンや携帯電話を持たないようになっている。そうした例を思い出す。
キスリツィン氏の話によれば、そうした人々のなかには世界的に有名なプログラマーのリーナス・トーバルズ氏も含まれているのだそうだ。

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11月26日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル