ロシア連邦軍のユーリー・バルエフスキー参謀総長は17日から、日本
訪問を開始している。これに関連してロシアの声の評論委員は次のよ
うなコメントをしている。
今回の訪問でバルエフスキー参謀総長は東京を訪れ、防衛庁の幹部
や、そのOBそして自衛隊の幹部と会談を行った。またバルエフスキー
参謀総長は陸上自衛隊富士学校も視察する。
今回の訪問はロシアと日本の軍事部門での信頼(?)と、アジア・太平洋
地域の情勢に付いての協議を主な目的として実施されている。
すでに2003年1月に露日両首脳が取り交わした、共同行動計画では両
国の軍事部門での関係強化に大きな注目が集まった。1週間前にロシ
ア太平洋艦隊の艦艇が、日本の舞鶴に寄港していることは、こうした関
係の発展が、成功裏に進んでいることの表れだといって良いだろう。
この訪問を締めくくるに当たり、ロシア太平洋艦隊と日本の海上自衛隊
は、若狭湾内において合同演習を実施したが、これは両国の関係が行
ったものとしては8回目に当たる。
また今年は両国の艦艇が海上防衛部門での、信頼強化を目指し相互訪
問を開始してから10周年の節目の年でもある。
そしてロシア連邦軍と日本の自衛隊は、テロリズム対策においても協力
を進めていく準備があり、今後は海上以外の場でも合同演習を実施する
可能性があることを明らかにした。
一方でバルエフスキー参謀総長の日本訪問は、周辺地域の情勢が緊張
する中で実現することになった。今月9日、北朝鮮は初の核実験を実施し
たばかりでなく、今後も同じような実験を続けていく姿勢を示しているから
だ。
先週一種間、国際社会はこの問題に如何に対処していくか頭を悩ませた。
長く困難な話し合いの末、国連安全保障理事会は対北朝鮮決議の採択に
成功したが、ここでもロシアと中国が一致した立場を示したのに対し、アメ
リカはこれとは異なる主張を行っている。
しかしながらロシアも中国も北朝鮮に対して、非常に厳しい見方を示してい
ることには変わりは無い。
安保理決議は北朝鮮の行動を、世界の平和と安全を脅かすものであるとし
て、これを非難し核兵器の廃棄を求めている。
一方で決議はアメリカの意向に反し、北朝鮮への武力行使の可能性を排除
する内容のものとなっている。またアメリカが求めていた北朝鮮への、あらゆ
る通常兵器の禁輸という条項も、最終的には決議から削られている。
そして決議は北朝鮮の国際的な孤立化を求めたり、一方的な要求を課したり
するものではない。
ロシアのチュルキン国連大使も述べているように、決議は北朝鮮の核開発問
題に関する、話し合いの道を閉ざすのではなく、逆にその再開を求めるための
ものだ。
※(?)はノイズで聴き取れず
10月18日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル
訪問を開始している。これに関連してロシアの声の評論委員は次のよ
うなコメントをしている。
今回の訪問でバルエフスキー参謀総長は東京を訪れ、防衛庁の幹部
や、そのOBそして自衛隊の幹部と会談を行った。またバルエフスキー
参謀総長は陸上自衛隊富士学校も視察する。
今回の訪問はロシアと日本の軍事部門での信頼(?)と、アジア・太平洋
地域の情勢に付いての協議を主な目的として実施されている。
すでに2003年1月に露日両首脳が取り交わした、共同行動計画では両
国の軍事部門での関係強化に大きな注目が集まった。1週間前にロシ
ア太平洋艦隊の艦艇が、日本の舞鶴に寄港していることは、こうした関
係の発展が、成功裏に進んでいることの表れだといって良いだろう。
この訪問を締めくくるに当たり、ロシア太平洋艦隊と日本の海上自衛隊
は、若狭湾内において合同演習を実施したが、これは両国の関係が行
ったものとしては8回目に当たる。
また今年は両国の艦艇が海上防衛部門での、信頼強化を目指し相互訪
問を開始してから10周年の節目の年でもある。
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そしてロシア連邦軍と日本の自衛隊は、テロリズム対策においても協力
を進めていく準備があり、今後は海上以外の場でも合同演習を実施する
可能性があることを明らかにした。
一方でバルエフスキー参謀総長の日本訪問は、周辺地域の情勢が緊張
する中で実現することになった。今月9日、北朝鮮は初の核実験を実施し
たばかりでなく、今後も同じような実験を続けていく姿勢を示しているから
だ。
先週一種間、国際社会はこの問題に如何に対処していくか頭を悩ませた。
長く困難な話し合いの末、国連安全保障理事会は対北朝鮮決議の採択に
成功したが、ここでもロシアと中国が一致した立場を示したのに対し、アメ
リカはこれとは異なる主張を行っている。
しかしながらロシアも中国も北朝鮮に対して、非常に厳しい見方を示してい
ることには変わりは無い。
安保理決議は北朝鮮の行動を、世界の平和と安全を脅かすものであるとし
て、これを非難し核兵器の廃棄を求めている。
一方で決議はアメリカの意向に反し、北朝鮮への武力行使の可能性を排除
する内容のものとなっている。またアメリカが求めていた北朝鮮への、あらゆ
る通常兵器の禁輸という条項も、最終的には決議から削られている。
そして決議は北朝鮮の国際的な孤立化を求めたり、一方的な要求を課したり
するものではない。
ロシアのチュルキン国連大使も述べているように、決議は北朝鮮の核開発問
題に関する、話し合いの道を閉ざすのではなく、逆にその再開を求めるための
ものだ。
※(?)はノイズで聴き取れず
10月18日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル