本の読み方の設計図。

本の構造を明らかにしていく。
論拠・主張

論証=事例、引用。

普通の人にこそ強い日本のつくり方がわかる本:松山情報発見庫#156

2005-05-02 00:00:00 | 松山情報発見庫(読書からタウン情報まで)
『リーダーになる極意』リクルートワークス研究所(編),古野庸一(著)

久しぶりに「読まないと損をする」「出来るだけ多くの人に読んで欲しい」そう心の奥底から思った本だ。
18人の一流経営者の人生とリーダーシップを身につけてきた軌跡をたどり、それにワークス研究所の古野氏による鋭い分析が入る。
さすがリクルートといった感じの超内容の濃い本だ。

この本の読者層として想定されているのは、リーダーとリーダー育成に携わっている人ということになっているが、学生にこそぜひ読んで欲しい。
なぜなら、そこに人生のメンターと出来る人間像が沢山詰まっているからだ。
加えて、商売、職業に貴賎はないということにも気づかされる。

「『やりたいこと』が見つからないことが、何かとても悪いことをしているかのような錯覚に陥る。そして、見つからない場合、簡単に就職することを諦め、フリーターになっていく。そのような学生から見ると、ここに出てくる経営者のキャリアはうれしい話である。『やりたいこと』がわからなくても、とりあえず働いてみることは恥ずべきことではない。むしろ普通のことなんだというメッセージである。」(本書210ページより抜粋)

経営者論であり、リーダー論であるが、この上の言葉からも伺えるようにむしろ、僕のような普通の学生にこそこの本を読んで欲しい。
なぜなら、そこに書かれているのは最良の人生論でもあるのだから。
コメント (4)
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