本の読み方の設計図。

本の構造を明らかにしていく。
論拠・主張

論証=事例、引用。

過渡期という大チャンス!!超右肩ピッシーン!!:松山情報発見庫#177

2005-05-23 00:00:00 | 松山情報発見庫(読書からタウン情報まで)
『会社が放り出したい人・1億積んでもほしい人』,堀紘一
ひとことで言うと、将来的に1億積まれる人間になるための本だ。
いや、一般的感覚からすると、会社から1億詰積まれるというのは少しおかしい気がする。
社員としてそれだけ会社からお金を積まれるような被雇用者なら、おそらく独立するなど別な手段を講じそうなものだ。いや、そういえばコンサル系の大手なら、まんざらでもないともいえるが・・・

この本ではつまりは、今までの終身雇用型「会社人」から、自主独立型転職、企業も辞さない「ビジネスパーソン」へどうやって生まれ変わり、稼げる人材になるかということを切々と問いてくれている。
まず、経営者として組織を発展させるために、採るべき人物は、「アントレプレニアルな人材」という。これは、①仮説が構築できる人=アイデアを出せる人。②実行力のある人③みんなと力を合わせて仕事ができる人のことという。

ついで、企業を率いる経営者に必要なリーダーシップとしては①自信②勇気③向上心④メンタルタフネス(強靭な精神力)であり、
このリーダーシップを鍛えるには、
①企業の存在意義とは何かを絶えず問い続ける。
②企業の目的とは何かを問い続ける。
ということが必要であるという。
この二つについては、個人レベルに還元しても全く同じことが強みを活かす上で必要になるといえる。法の下での人格、つまり法人である会社にとって望ましいことは、等しく、一個人としての人間にも重要となるのであろう。

そして、僕らと同じくらいの若者、リーダー予備軍に必要な素養としては、
「考える」「学ぶ」「人の話を聴く」ということが挙げられている。
こうみてみるとごくごく当たり前のことばかりだ。
ごくごく当たり前のことを当たり前のごとく積み重ねていける人が結果的に社会の上層へとのし上がっていくのだろう。
コメント (2)
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