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伊藤忠都市開発、「省エネ」打ち出したマンションを発売

　伊藤忠都市開発は、省エネタイプの電球形蛍光灯を装備し、グリーン電力証書を付与した分譲マンション「クレヴィア本郷」を１月12日発表する。

　玄関・廊下・キッチン・トイレ・洗面所などに標準装備する照明器具に、電球形蛍光灯（松下電工製パルックボール）を採用。従来の白熱電球に比べて消費電力が約４分の１で寿命が４倍と長く、住戸全体（70戸）で年間約10トンのCO2削減効果があるという（松下電工による試算）。

　カーボンオフセットとして活用が広がっている「グリーン電力証書」も導入。日本自然エネルギーから購入したバイオマス発電による100万kWhのグリーン電力証書を「クレヴィアマンション」に順次割り当てていく方針で、今回が第１弾となる。


中古マンションの高騰率、プロパストが１位

　不動産マーケティングのアトラクターズ・ラボ（東京・千代田）は売り主別の「2007年版マンション価格騰落率」を発表した。トップは06年に引き続きプロパストで、物件の上昇率は29.5％。2位は住友不動産、3位は丸紅だった。07年半ばから弱含みに転じたマンション市況だが、立地や利便性、デザイン性に強みがあれば、中古物件でも価格が上昇する実態が明らかになった。

　トップのプロパストは東京都心の臨海部を中心にプロジェクトを展開している。屋上にプールや海が見えるバーなどを設置、共用部に工夫を施すほか、南向きの奥行き3メートルのバルコニーを採用するなど斬新なデザインで人気を獲得。販売価格も手ごろなことから中古物件でも引き合いが好調だった。

[1月15日/日経産業新聞]