フランスはよく行く国のひとつですが、パリはほとんど行かず、もっぱら地方が多くなります。
当然、ワインの産地周辺になるので、地方の美食を楽しむ機会があります。
たとえば、フランス南西部のナルボンヌ。
国鉄の駅から徒歩圏内に、「Les Halles de Narbonne」(レ・アル・ド・ナルボンヌ)という地元の生鮮食品のマーケットがあり、肉類、チーズ、野菜、魚介、パン、スイーツなどの店が大きな建物の中に集まっています。
旅の最終日なら、チーズやお菓子などを買い込みたいところですが、そうもいかない時は、イートインをやっている店で飲み&食べることにしています。
以前行ったこの時も、ちょうどランチタイムでしたので、店とメニューをチェック。
もちろん空席がないと座れません。
ちょうどここの店のカウンターが空いていたようなので、店のスタッフに尋ね、無事に着席。
選んだのは、マグレ鴨の胸肉のロースト。
メインの鴨のほか、付け合わせのポテト(ドーンとボウルに大盛り!)、パン、焼いた野菜(焼きすぎて炭になっているものが混ざってました )、サラダがセットになっています。
鴨の胸板が分厚い!
この鴨も表面が少し焼きすぎで固く、噛み応えがありすぎました(笑)
ちなみに、マグレ鴨は、フォアグラを取った後の鴨です。
マグレ鴨(マグレ・ド・カナール)なら、どのワインがオススメ?と若い女性スタッフに訊くと、このワインを出してきましたので、グラスでいただきました。
メルロ、カリニャン、グルナッシュ、シラーをブレンドしたIGPワインで、ナルボンヌから北に約20kmにあるMailhac(マイラック)という地域の生産者のもの。
超ローカルワインで、これも日本に入ってきていないと思われます。
アルコール度数14%と高く、パワフルな赤ワインですが、タンニンはそれほどカチカチではなく、果実のボリュームが大きいタイプでした。
ちなみに、この店のカウンター前のショーケースには、シーフードがありました。
海に近いので、シーフードという選択肢もありでしたね。
店のテーブル席は予約客でいっぱい。
ホール内には牡蠣の店もあり、その場で剥いた牡蠣を食べられます。
イートインできる店がたくさんあり、どこにするか、非常に悩ましいところ。
この店はスポーツファンのテンション高く、混ざる勇気が出ませんでした(笑)
連れがいればよかったですが、ひとりだったので、テーブル席はちょっとハードル高かったです。
ひとり客に人気のカウンターはすでにいっぱい。
ちょうどランチタイムでしたからね。
ナルボンヌの国鉄駅からだと、徒歩数分の「ナルボンヌ大聖堂」を観光しながら運河沿いにさらに歩いて行くと、マーケット(レ・アル)の建物があります。
Les Halles de Narbonne
1 Cours Mirabeau, 11000 Narbonne, France
https://www.narbonne.halles.fr/
基本的には、土日も含めて毎日朝7時から14時まで営業していますが、今はコロナの影響で、どういう営業体制になっているかわかりません。
ホームページ(フランス語)で確認してください。