先日、久しぶりに アンカー社「Anchor Brewing」 のビールを飲みました。
アンカー社はアメリカで最初のクラフトビール醸造所といわれていて、創業は1896年、創業地はサンフランシスコ。
創業者は、ゴールドラッシュの時代にドイツから移住してきた、ドイツ人のゴットリーブ・ブレークルです。
見てわかるように、ラベルがとても美しく、これが私のお気に入りポイント。
現在、日本で発売されているのはこの瓶ビール3アイテムです。
今回はこの3種を飲み比べてみました。
アンカー Anchorは「錨」(いかり)のこと。
アンカービールのロゴは、当然、錨マークです。
さて、いよいよ飲み比べです
Anchor Steam Beer (355ml)
アンカー社を代表するのが、この「スチームビール」で、1896年に誕生した時のビールが、これでした。
「スチーム」とは「蒸気」のこと。
栓を抜くと、蒸気のように勢いよく音を立てて泡が噴出したことから名付けられました。
「スチームビール」はアンカー社の登録商標になっています。
独自の伝統製法で麦をトーストし、甘みを出しています。
たしか、ラガー酵母をエール酵母のように発酵させていたはず。
色はかなり濃いめのアンバーで、香りにも深みがあります。
飲んでみると、しっかりした骨格、ボディの厚みがあり、思っていたよりもキリリとした骨太の辛口。
私は豚しゃぶを合わせてみましたが、豚なら角煮の方が合いそうかも。
アルコール度数は5%と、高すぎず、いいバランス。
Anchor Liberty Ale (355ml)
1975年に誕生したアンカー「リバティーエール」の誕生は1975年。
アメリカの禁酒法後に最初に醸造されたアメリカンモダンIPA(インディアン・ペール・エール)で、アルコール度数6%と、やや高め。
色合いは、スチームビールと比べると薄めですが、味わいは薄くありません。
IPAはホップ多めで醸造するので、ホップの風味がより出ていますが、雑味なく、ピュアでうまみもあり、これは大好きなタイプ。
Anchor Porter Beer (355ml)
見ておわかりのように、色が黒いです。これが「ポータービール」。
ポーターは、濃厚で苦味の強い伝統的なアメリカン黒ビールといわれますが、アンカーのポーターは、香ばしくて、クリーミーで、甘さを感じます。チョコやキャラメルの香ばしさもあります。
アルコール度数は5.5%。
このなめらかさは、チョコブラウニーに合わせたい~
ネックシールまで美しい
アンカーには、シーズンごとに出している限定ビールもあるんですが(日本では残念ながら未発売)、それらのラベルもまた素晴らしく美しいんです。
アンカービールは、以前から日本には入っていましたが、今年の3月からは輸入元が変わり、現在はサッポロビールが販売しています。
価格はオープン価格ですが、大手ネット通販で扱っているセット商品などを見ると、1本あたり400円ほど。
3種の飲み比べが楽しいと思います
※輸入元:サッポロビール