10月末、ドイツのバイエルン州のプロモーションが都内で開催され、取材してきました。
ドイツ南部に位置し、ミュンヘンを州都とするバイエルン州はドイツ最大の州です。
ミュンヘンと言えば、ビールの祭典「オクトーバーフェスト」
ビールに、ソーセージにプレッツェル
ミュンヘンはホップの栽培がさかんと聞き、ビールの祭典があるのは当然ですね(笑)
ビールもパンもソーセージも魅力ですが、バイエルン州にはほかにもおいしいものがあります。
バイエルン州の食を紹介する今回のプロモーションでは、5つのメーカーがオンラインでプレゼンテーションをしてくれました。
ドイツ連邦共和国 バイエルン州駐日代表部 代表 スザンネ・シーロックさん
スザンネさんによると、
バイエルン州はドイツ最大の農業州で、彼らは土地に責任を持ち、持続可能な農業が行なわれています。
ソーセージやハムの生産でも有名ですが、州としては食肉消費を減らす動きがあるそうです。
バイエルン州の北部は、フランケンワインの生産地です。
今回は2ワイナリー(未輸入)が紹介されました。
Weingut REISS
ライスは1960年創業のファミリーワイナリーです。
32haの畑で16種類のブドウを栽培し、92%が白ワインですが、黒ブドウのピノ・ノワールも栽培しています。
急斜面ではシルヴァーナとリースリングを栽培。
人工肥料なしで、土壌活性化させ、サステナビリティ大切にしている、と当主のクリスチャンさんの談。
クリスチャンさんは2000年初頭にワイナリーを引き継ぎました。
フランケン地方の辛口の味わいのワインは料理よく合い、特にシルヴァーナの辛口白ワイン(写真手前右のグリーンボトル)は寿司や刺身にオススメだそう。
クリスチャンさんは短い日本語で話してくれました(勉強したそうです )
フランケン地方は「ボックスボイテル」というユニークな形状のボトルが伝統的です。
扁平な形状は、横に置いても地面で転がらないメリットがあるとか
たしかに!
もうひとつは、同じくフランケン地方の「クリスティーン・プロストラー」。
Christine Prostler
いくつかのワイナリーで働いていたクリスティーン・プロストラーさんが、自身のブランドのワインを立ち上げました。
畑は2ha、家族経営のワイナリーで、2012年から新しいワイナリーで醸造しています。
モダンで革新的なアプローチでのワインづくりが特徴です。
シンプルで明確なラベルからどんなワインかがよくわかります。
「50:50」というラベルのワインは、ヴァイスブルグンダー50%とリースラーナー50%のブレンドの白ワインです。
フランケン地方のワインは辛口が主流ですが、セミドライタイプもつくっています。
クリスティーンさんは若い頃にフランケン地域のワインプリンセスに選ばれ、2002年にフランケンワインのプロモーションで日本を訪れ、山梨県のワイナリー(ルバイヤート)も訪問したそうです。
今は3人の男の子のお母さんですって。
2ワイナリーは日本未輸入ですが、近い将来、日本に輸入されるようになったら、日本語を少し話すレイスのクリスチャンさんには日本料理店でのプロモーションをしていただきたいですし、ワインプリンセスとして2002年に来日したことがあるクリスティーンさんには、そのころから各段に増えた日本のワイナリーを巡っていただけるといいですね。
ワイン以外で私が気になったのは、「ドクター・カーグス」の製品。
Dr. KARG'S
1950年に創業した祖父のベーカリーから発展した家族経営のベーキング会社なのですが、私の好きなタイプのものばかり!
低温で焼き上げた、添加物なし、100%ナチュラルのクリスプブレットやクラッカー、スナック類で、サクサク、パリパリの歯ごたえがたまりません!
ナッツやゴマ、アマランサス、カボチャの種、ハーブなどなどが入り、健康生活をサポートするスナックとのこと。
糖分も加えていない自然な味でした。
この手の製品は、私はいつもドイツに行くとよく買ってくるのですが、本当に好きなんです。
これが日本に輸入されるようになると嬉しいなぁ~
ワインのおともにもピッタリなんですよね
日本にもスナック菓子はいろいろありますが、あえて油脂や糖分を加えてリッチな味にしたり、さまざまな味をつけたり、という商品が多いですよね?
私はこのドクター・カークスのようなシンプルで、素材のおいしさだけを打ち出してきているものの方が好きです。
この手の商品が日本市場でも増えてくれることを願ってます。
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