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Les Jardins de Babylone 2004 Didier Dagueneau
(Jurancon Moelleux )
先日こんなワインに出会いました。
外観は琥珀色。
香りはラフランスや白桃のようなフルーティさがあるのに、
飲むと糖度はとっても高いけれど、酸味がかなり強く、それでいてみずみずしい。
まだまだ若いなぁ~、という甘口ワイン。
この正体は何?と聞いたところ、
フランスのロワール地方では有名な造り手のディディエ・ダグノーが
ジュランソン(フランス南西地方)でつくる甘口ワインでした。
本当は、彼の本拠地のプイイ・フュメで甘口の貴腐ワインをつくろうとしたのですが、気候もろもろのせいでできなかったたため、わざわざジュランソンまで畑を探しに行ったというエピソードを持っています。
品種は「プティ・マンサン」100%。
果皮の厚い小粒の白ブドウで、収穫時期は遅め。
ということは、ちょっと干しブドウ状態になったところで収穫して絞ると、
なにもしなくても甘~いワインになるというわけ。
2003年ヴィンテージがコルクの問題やらなにやらあったため、事実上の初ヴィンテージはこの2004年。
500mlというサイズなのに非常にお高いようで、
個人的に買うとなると考えてしまいますが、
今飲んだ限りでは、酸味もしっかりとあるし、熟成の時を重ねるとかなり変化しそうなワインなので、5年、10年経った時に飲んでみたいですね
ちなみに、「Les Jardins de Babylone」を訳すと、[「バビロンの庭」。
どんな意味で付けたんでしょ?
これは、バビロニアの首都バビロンにあったとされる「空中庭園」のことらしく、
私は映画「天空の城ラピュタ」を想像してしましたが、
屋上にあったけれど、高さ25mもあるテラス状で、あたかも空中に浮かんでいるように見えたために「バビロンの空中庭園」と呼ばれたのだとか。
世界の七不思議の建造物のひとつのようです。
デディエ・ダグノーは、この空中庭園に思いを馳せながらワインをつくったのかも?
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