先日出かけていた海外のワイン展示会で試飲した、BIOのワイン生産者を2つ紹介します。
どちらも、南フランスのコート・デュ・ローヌ地区です。
まずひとつは、AOCコート・デュ・ローヌのヴィラージュ表記できるVisan(ヴィザン)の生産者「Clos du Père Clément」。
ABマークを取得しているBIOワイナリーで、Côtes du Rhône Village VISAN、Côtes du Rhône、IGP Drômeという3つの原産地呼称ワインを生産しています。
コート・デュ・ローヌは範囲が広いですが、VISANは、オランジュから約30km北東、シャトーヌフ・デュ・パープの北に位置しています。県の名前はドローム県。
圧倒的に赤ワインが多く、色々と飲み比べましたが、しっかりした酒質のワインをつくっています。
ボトルネックにかけられた各賞のタグは伊達じゃありません。
白ワイン(ヴィオニエ)やロゼもありました。
日本市場にも進出したいそうですが、このエリアだと、よっぽどのことがない限り、日本人消費者には興味をもたれないんですよね…
日本人のワイン好きも、ブルゴーニュの村名やシャンパーニュの細かいあれこれはよーく知っていますが、南の産地はまずスルーです。
ローヌでも、トレバロンなどの著名ブランドなら飛びつきます。
ブランド重視ではなく、品質重視で選ぶ方がいいんですけどね…
もうひとつは、
Costières-de-nîmes(コスティエール・ド・ニーム)の「Château Mourgues du Grès」。
ニームから東に20kmちょっとのところにあるBIOの生産者です。
ここも赤ワインが多いですが、白とロゼも数種類ありました。
ボトルの前に置いてある石は、それぞれのワインの畑にある石だそうです。
ここのワインは洗練された味わいで、現代的です。
エチケットもスタイリッシュで、見た目で選ばれる率も高そうです。
しかし、このワイン、どこかで見覚えがあるような?
調べると、2019年10月の都内でのアルザス&ローヌ試飲会で出展されていました。
ロゼが特に気に入って、アップでもう一度撮ったくらいです(笑)
ここのワイン、品質が良いのに価格が良心的でした。
日本で買えますので、気になる方は探してみてください。
(輸入元:飯田)
ビオワインにフォーカスした試飲商談会でした
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