ワインな ささやき

ワインジャーナリスト “綿引まゆみ” (Mayumi Watabiki) の公式ブログ

フランスで見つけたローヌのBIOワイン

2020-02-20 18:24:44 | ワイン&酒

先日出かけていた海外のワイン展示会で試飲した、BIOのワイン生産者を2つ紹介します。

どちらも、南フランスのコート・デュ・ローヌ地区です。

 

まずひとつは、AOCコート・デュ・ローヌのヴィラージュ表記できるVisan(ヴィザン)の生産者「Clos du Père Clément」

 

 

ABマークを取得しているBIOワイナリーで、Côtes du Rhône Village VISAN、Côtes du Rhône、IGP Drômeという3つの原産地呼称ワインを生産しています。

コート・デュ・ローヌは範囲が広いですが、VISANは、オランジュから約30km北東、シャトーヌフ・デュ・パープの北に位置しています。県の名前はドローム県。

 

圧倒的に赤ワインが多く、色々と飲み比べましたが、しっかりした酒質のワインをつくっています。

ボトルネックにかけられた各賞のタグは伊達じゃありません。

 

白ワイン(ヴィオニエ)やロゼもありました。

日本市場にも進出したいそうですが、このエリアだと、よっぽどのことがない限り、日本人消費者には興味をもたれないんですよね…

 

日本人のワイン好きも、ブルゴーニュの村名やシャンパーニュの細かいあれこれはよーく知っていますが、南の産地はまずスルーです。

ローヌでも、トレバロンなどの著名ブランドなら飛びつきます。

ブランド重視ではなく、品質重視で選ぶ方がいいんですけどね…

 

 

もうひとつは、

Costières-de-nîmes(コスティエール・ド・ニーム)「Château Mourgues du Grès」

 

ニームから東に20kmちょっとのところにあるBIOの生産者です。

ここも赤ワインが多いですが、白とロゼも数種類ありました。

 

ボトルの前に置いてある石は、それぞれのワインの畑にある石だそうです。

ここのワインは洗練された味わいで、現代的です。

エチケットもスタイリッシュで、見た目で選ばれる率も高そうです。

 

しかし、このワイン、どこかで見覚えがあるような?

調べると、2019年10月の都内でのアルザス&ローヌ試飲会で出展されていました。

 

ロゼが特に気に入って、アップでもう一度撮ったくらいです(笑)

 

 

ここのワイン、品質が良いのに価格が良心的でした。

日本で買えますので、気になる方は探してみてください。

(輸入元:飯田)

 

ビオワインにフォーカスした試飲商談会でした

 


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