会津武家屋敷にやってきました。
7000坪の敷地内に家老屋敷を中心に歴史的建造物などが立ち並んでいます。
階段を上って資料館の白壁を見ながら歩いていくと表門に出ます。
うやうやしく出迎えてくれました。どこにでもある観光地の人形です。
家老屋敷です。
この家老屋敷は会津藩家老西郷頼母(さいごうたのも)邸を復元したものです。
西郷頼母は「八重の桜」では西田敏行が演じたそうです。
歴史的には会津藩は幕末に最大の危機を迎えるわけです。
西郷は藩主の松平容保公の京都守護職就任を政局に巻き込まれるからと反対したそうです。
その後も戊辰戦争では新政府に恭順(和平)を進言しましたが徹底抗戦を主張する指導部に押し切られました。
強硬派の指導部はどこにもいます。現状を考えず(すでに東京では明治と年号が改まり新政府に対して人々の気持ちも希望に流れています)正義とか大義を振り回します。
その結果白虎隊みたいな若くて将来のある子供たちを死に追いやってしまいます。
西郷もその後鶴ヶ城の守備の戦いに参加したりしますが最後まで数奇な運命をたどります。
サラリーマンをやっていた頃でも会議で弱気の人は「最初から目標が小さくてどうするんだ」などと糾弾されます。
ガンガン強気な意見に流れてゆきがちで結局最後はたいしたことなくて経費ばかりかかってしまうことがよくあります。
まあそういう強気な人は結果が悪いと他人のせいにしてしまいます。
ご隠居の自治会でも高齢化が進んでもう夏祭りや運動会を止めようというと必ず強硬な反対意見が出ます。
実際にテント一つ設営するにも大変になってきている現状があります。
日本だけではないと思いますがどうして強硬で大きな夢みたいな策が指導権を握るのでしょうかね。
雨戸は角の小さな金属にあたって90度回転します。
旧中畑陣屋
一回りすると最後はお土産物屋さんとレストランの入った棟から出口に向かいます。
会津のお土産はやはり赤べこでしょうか。
さて会津に来たら飯盛山は観光ポイントとしてはずせませんね。何回も行った人もいると思いますが次回紹介します。