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母校・盛岡一高や岩手のスポーツ情報、読書感想、盛岡風景などをお伝えします。

一高8年ぶりの初戦敗退

2014年07月14日 | '14夏チームの球跡
◆夏の高校野球岩手大会2回戦(八幡平球場)

三塁側応援席に挨拶する2014年夏盛岡一高硬式野球部選手

◆盛岡一高先発メンバー
   1.③福田
   2.④相原
   3.⑤三浦
   4.②吉田(将)
   5.⑨伊藤(元)
   6.⑥伊藤(椎)
   7.⑦東條
   8.⑧下川
   9.①渡邊

【感想】
7番東條の2回ライトスタンド一直線2ランホームランで先制!
2番手投手・高橋雪天もなんとか2失点に食い止め、終盤は一高の押せ押せムードが続くも1点差で8年ぶりの初戦敗退。勝てる試合を勝てなかったのはどこに原因があるのだろう。

敗因の分析の前に、7番東條(3年下小路中)の打撃を称えたい!
177㌢77㌔の左バッターは今日4打数4安打。第1打席:2ランホームラン。第2打席:一二塁間ヒット。第3打席:右中間フェンス直撃の大二塁打(ホームランになると思った!)。第4打席:ライト頭上を越えるタイムリー二塁打。チーム4打点のうち3打点の大活躍!

中学時代キャッチャーだった東條の肩に惚れた若きコーチが「研究熱心だし球筋も良いし良いピッチャーになりますよ」と言っていたことを思い出す。ピッチャーとして3年夏のマウンドを踏むことはなかったがバッターとして開花。一高の得点源としての活躍は見事だった!

内容を振り返る。
春の試合のデジャブと思わせる一高内野手のエラー、走塁ミスがあり何も改善されていないことに愕然とした。ところが今日の一高ベンチの対応も早かった。内野手のエラー直後にその選手を交代。それはそうだ後がない夏のトーナメントだ。

ピッチャーの交代機は少し遅かった気がする。
東條の2ランで先制した直後の大事な3回表。2アウトを取ってから一高先発・渡邊は2連続ヒットと四球で満塁のピンチを迎える。春の地区予選でも見た光景だ。打者一巡して見るからに水工打線は球種を絞って来ている。案の定連続タイムリーで逆転を喫す。どうにかこの回3失点で食い止めたものの4回表も渡邊の続投判断の一高ベンチ。この回先頭にヒットを許し後続を高橋雪天に託したが、内野エラー、犠飛、タイムリーでさらに2点献上。相手打線と過去の経験に照らせば、この回先頭、もしくは前の回からピッチャーを替えるべきだっただろう(どうして過去の試合の学習が出来ていないのか疑問)。

攻撃はチャンスで下位打線に回ったのが痛かった。
4回裏一死満塁でゲッツー。
6回裏一死二三塁でスクイズ失敗ゲッツー。
8回裏二死二三塁で内野ゴロ。

6回裏は代打も考えて良い場面だった。
球場に居た人なら感じたと思うが、打席のバッターはスクイズどころかバットに当たる雰囲気が全く感じられなかったので吉田創が投げられる状況ならそのままバッターボックスに送っても良かった気がした。当然、結果論だし、結果は誰にもわからないが・・・

チーム事情は全くわからないが、背番号1吉田創は9回1イニングが高校3年間最後のピッチングとなった。背番号1のもっと上手い使い方があっただろうと思うだけに残念でならない。背番号1って何なんだろう?この疑問が解けないまま夏の盛岡一高の戦いが終わってしまった。

盛岡一高硬式野球部の夏は終わった。
明日から秋の大会に向けたチーム作りが始まる。
感傷に浸っている時間はない。

1年生は5人しかいないが、センター線とピッチャーの駒はある程度揃っていると聞く。まずは県大会出場を目指して頑張ろう、盛岡一高硬式野球部!

ピッチャーは1ストライク、1アウト取ったからっていちいちガッツポーズするな!相手に心持ち見透かされるぞっ!

そして、盛岡一高硬式野球の指導者、後援会の皆さん。選手を勝たせてあげてください!力が互角なら「勝ち負け」を決めるのはベンチワークです。高校生に判断を任せないでください。ピンチの場面の一球一球をベンチワークで支えてください。本当によろしくお願いいたします。

さーっ
これがらっ
これがらっ

頑張れっ!盛岡一高!

一高野球いざ出陣!

2014年07月14日 | '14夏チームの球跡
盛岡一高硬式野球部が夏の県大会初戦に臨む。

相手は秋、春ともに県大会に出場している実力校・水沢工業。
これまでも幾度となく、わが校と好ゲームを演じた難敵である。

新チーム結成以来、わが校は語るほどの戦績を残していない。

そんな状況でも、夏の大会は待ってはくれない。
確実に目の前にやって来る。
そして、来てしまった。

今さら、140㌔のストレートを投げたり、絶妙な制球でコーナーを突いたり、長打を打ったり、隙のない走塁を見せたりするのは無理だろう。だが、そんな中でも出来る何かがあるはずだ。

相手を良く見て、相手の癖を見抜いて、相手の弱点をつけばいい!

ピッチャーの癖、キャッチャーの癖、バッターの癖、サインの癖、見るところはいっぱいあるはずだ。普通なら、事前にビデオ等で分析すべきことだろうとは思うが、聞くところによれば、わが校は伝統的に文明の利器に頼らない野球をベースにしているらしいので、試合本番で相手チームを観察し、分析し、実践に生かすしかないのだ。

これこそが、わが盛岡一高硬式野球部に残された勝利への道であり最善の策である。

あとは、
「ボールになったら・・・」
とか、
「エラーしたら・・・」
とか、
「打てなかったら・・・」
とか、
「負けてしまったら・・・」
とか、
白堊健児たるものぐぢぐぢ考えないことだ。

伝統校とか盛岡一高硬式野球部の看板とか考えなくていい。
伝統校の伝統は遙か昔のことだ。

今は今。
盛岡一高硬式野球部の衣を脱ぎ捨ててやりたいようにやればいい。

とにかく、一高選手が楽しそうに高校野球を戦っている姿を見たい!!
そう思う、2014年夏。

甲子園なんて行けなくていいから、思い出に残る夏にして欲しい。
盛岡一高選手のはつらつとしたプレーを楽しみに今日も球場に向かう。

行くぞっ!盛岡一高硬式野球部!

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