評価
任侠団体御用達の「奥湯元あじさいホテル」、今回一泊二日の旅にやって来たのは夏の巻でもお馴染みの大曾根一家とあろうことか警視庁青山署員御一行。そこへ、元アイドル歌手とマネージャー、集金強盗犯、ホテルオーナーの仲蔵親分と歌謡界の大御所女性歌手、相変わらずの偏屈小説家・木戸孝之介とその連れの6歳の女の子もやって来て、切った張ったの大騒動勃発。笑い有り、涙あり、仁義ありの浅田ワールド!
どうも母親コンプレックスの塊の小説家が出て来る場面が苦手。女性に手を上げるは罵詈雑言を浴びせるはで、心の葛藤はわからんでもないが読んでいて不愉快極まりない。これがなければ楽しいんだけど・・・まずは冬の巻も楽しみにしております。