![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5f/59/6c273484701fe1bbcae790f6f03ceaf7.jpg)
評価
![5](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/ap/5.png)
女刑事・音道貴子シリーズ第3弾の下巻!
貴子の人質としての日常(犯人に顔を殴られ、腹を蹴られ、罵倒され、レイプ寸前まで痛めつけられる光景)が過ぎて行く。ストックホルム・シンドロームになりかけながらも、犯人の女(中田加恵子)と心を通わせたことが貴子の刑事としての矜持を呼び覚まし、監禁七日目にしてついに警察部隊強行突入!
いや~ 皇帝ペンギン(滝沢刑事)を中心とする貴子救出劇に涙、涙。そして、傷つきながらも加恵子の境遇に思いを寄せる貴子の熱い思いに胸を締め付けられる。
乃南アサさんの、無駄な気取りの多い会話もない、余計なうんちくもない単刀直入な文体は私の好み。音道貴子シリーズあと4冊あるし、乃南さんの作品読みつくすぞぉー!