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ユリウス・カエサル ルビコン以前(上)-塩野七生

2020年05月18日 | 読書

評価5

ガイウス・ユリウス・カエサルの一生:誕生から39歳まで(紀元前100年~前61年)。

23歳で弁護士を開業するも成果があがらず、ロードス島の大学へ留学しローマへ帰国後。神祇官(27歳)、会計検査官(31歳)とおっとり刀で官職を務めたカエサルも、35歳で按察官。37歳で最高神祇官に当選したあたりから頭角を現し始め、次期法務官として「カティリーナ弾劾」(紀元前63年)の場で小カトー相手に大演説をぶつまでに成長。この頃、ローマの期待を一身に担っていた男・ポンぺウスがローマに帰国。

カエサル、借金まみれで女性関係も派手だった模様。ただの真面目人間ではなかったところに妙に魅力を感じてしまいますな~(笑)。

◆カバーの銀貨について
スッラ時代に鋳造されたデナリウス銀貨。表面に彫られているのは女神ローマ。