評価
再読(前回2016年12月23日)。
レイモンド・チャンドラーの探偵小説主人公フィリップ・マーロウの名台詞「ハードでなくては生きていけない。優しくなければ生きる資格がない」を心に刻む私立探偵最上俊平だが、主な仕事はペット探し。その最上が殺人事件に巻き込まれたからさぁ~大変!相棒の綾婆さんと事件解決に邁進!
動物保護施設主宰者とその妻が妻の父を犬を使って殺害した。土地を所有する父親が動物保護施設運営に反対をしていて、このままでは愛する動物たちが路頭に迷うことに怒りを感じたことが原因だった。友達として近づいてきた二人の依頼により犯人探しに奔走する俊平・綾コンビだったが、最後には犯人夫妻により監禁され絶体絶命のピンチに・・・だが、綾婆さんの大活躍でめでたしめでたし(笑)。
一見コメディ物のようだが、最後にはホロっとさせられるお話。
だが、荻原作品は(実は)くどくど説明されるわりには情景が頭に浮かんで来ないんだなぁ~ 何故だろう?俺の理解力のせいだろうか!?