評価5
再読(前回2020年11月9日)。
第3次十字軍から第5次十字軍まで。第3次はエルサレム奪還という当初の目的は達成されなかったが、英国王リチャードとサラディンとの講和が成立、この講和は第5次の3年間を除いた34年間もの平和を十字軍国家にもたらす。続く第4次はキリスト教徒同士の攻防となり、ビザンチン帝国の首都コンスタンティノープルが陥落、第5次はエジプトへ向かったものの、大洪水に見舞われて失敗に終わる。
第3次十字軍に参加したフランス王フィリップ2世は、自国の領土拡大のために早々に帰国し、虎視眈々と英国領への侵攻をはかる。「失地王」の名で知られる英国王になったジョンは、彼が王位に就いていた17年間に、兄リチャードがフランス王から奪い返した地方のほとんどを再びフィリップに奪い返されたのであった。
ローマ法王と諸国王との権力争い、当初の目的の聖地奪還はどこ吹く風の領地争奪戦、お金をもらったら行方知れず、等々、権謀術数渦巻く中、妙にイスラム側のサラディン、アラディール、アル・カミールが善人に見える(笑)。
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第3次十字軍から第5次十字軍まで。第3次はエルサレム奪還という当初の目的は達成されなかったが、英国王リチャードとサラディンとの講和が成立、この講和は第5次の3年間を除いた34年間もの平和を十字軍国家にもたらす。続く第4次はキリスト教徒同士の攻防となり、ビザンチン帝国の首都コンスタンティノープルが陥落、第5次はエジプトへ向かったものの、大洪水に見舞われて失敗に終わる。
第3次十字軍に参加したフランス王フィリップ2世は、自国の領土拡大のために早々に帰国し、虎視眈々と英国領への侵攻をはかる。「失地王」の名で知られる英国王になったジョンは、彼が王位に就いていた17年間に、兄リチャードがフランス王から奪い返した地方のほとんどを再びフィリップに奪い返されたのであった。
ローマ法王と諸国王との権力争い、当初の目的の聖地奪還はどこ吹く風の領地争奪戦、お金をもらったら行方知れず、等々、権謀術数渦巻く中、妙にイスラム側のサラディン、アラディール、アル・カミールが善人に見える(笑)。
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