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フリードリッヒ二世の生涯(上)ー塩野七生

2022年08月23日 | 読書
評価5

再読(前回2020年11月20日)。
中世後期の神聖ローマ帝国皇帝フリードリッヒ2世は、ことあるごとにローマ法王と対立、2度に渡る破門にも負けず、ルネサンスの先駆者の一人として法治国家の建設へとひた走るのだった。第6次十字軍遠征(1228年)を経て第2次ロンバルディア戦役(1237年)まで。中世を代表する男の傑作評伝。

破天荒な皇帝ながら、ナポリ大学開校やメルフィ憲章公表など、後世に与えた影響の大きさは計り知れない。生まれる時代が早すぎた・・・のではないかな~

<主要な出来事>
・1212年 神聖ローマ帝国皇帝即位
・1220年 ローマでの戴冠式
・1224年 ナポリ大学開校(ヨーロッパ初の国立大学、奨学金制度の確立)
     サラセン問題解決、シチリア海軍再興
・1228年 第6次十字軍へ出発
・1229年 フリードリッヒとアル・カミールの間で講和成立→エルサレム再復
・1230年 破門解かれる
・1231年 メルフィ憲章公表(法に基づいた国家の形成)
・1232年 グレゴリウス9世、異端裁判所開設
・1236年 第1次ロンバルディア戦役
・1237年 第2次ロンバルディア戦役

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