評価5
再読(前回2021年3月10日)。
私の伯母さんはロマノフ王朝最後の皇女アナスタシアだったらしい。剥製蒐集家の伯父が亡くなった後、伯母と同居した私は、彼のニコ、剥製雑誌記者のオハラと伯母を支えるが、マスコミが大挙訪れて騒々しさは増すばかり。小川洋子の硬質な文体がロマノフ王朝世界を描き出す。
ナミチスイコウモリ、ジャガー、ローンアンテロープ、エルク、インパラなど数多くの動物の剥製が登場。ニコは強迫性障害を患っていて、どんな建物の入り口の前でも、グルグルと8回回転し、扉の四隅を親指で押さえつけ、立ち幅跳びの要領で仕切りを踏まないように目いっぱいジャンプしないと中へ入れなかった。そして、伯母さんはどんな高級な毛皮にもAのイニシャルを刺繍しないと気が済まない。
何度読んでも楽しい小川洋子ワールド!

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私の伯母さんはロマノフ王朝最後の皇女アナスタシアだったらしい。剥製蒐集家の伯父が亡くなった後、伯母と同居した私は、彼のニコ、剥製雑誌記者のオハラと伯母を支えるが、マスコミが大挙訪れて騒々しさは増すばかり。小川洋子の硬質な文体がロマノフ王朝世界を描き出す。
ナミチスイコウモリ、ジャガー、ローンアンテロープ、エルク、インパラなど数多くの動物の剥製が登場。ニコは強迫性障害を患っていて、どんな建物の入り口の前でも、グルグルと8回回転し、扉の四隅を親指で押さえつけ、立ち幅跳びの要領で仕切りを踏まないように目いっぱいジャンプしないと中へ入れなかった。そして、伯母さんはどんな高級な毛皮にもAのイニシャルを刺繍しないと気が済まない。
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