男狂いの塔屋米花(とうやよねか)という女がいて、この女とパキスタンのカラチで一夜を過ごした男が自殺する。この出来事をきっけに、自殺した男の妻と中学時代の同級生が米花の生涯を追う。米花に翻弄される男たちの姿が実に痛々しい。頻繁に「月光の東」というフレーズが出て来るので、どこかにアッという種明かしがあるんだろう?と思いきや・・・
500頁にも及ぶくだらない小説に貴重な3日間を費やしてしまった。我が人生の無駄な3日間でした(泣)。宮本輝の文章はきれいで読みやすいけど、正直言って何も心に残らなかった。シルクロードの紀行文以外はもう読む気がしません。
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