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昭和50年白堊野球物語4 作:佐藤泰久(S42)

2016年10月04日 | 白堊野球物語
夏は「大本命」らしく、2回戦○盛岡一10-0一関一(5回コールド)とコールド勝ちで好発進した。3回戦○盛岡一6-4花北商(現花北青雲)。そして準々決勝で専大北上とあい間見えた。スコアを見ていこう。

 専大北上 100000100 2
 盛岡一  00000023x 5

専大北上村上投手の好投の前に一高は6回まで外野飛球わずか1本に押さえられていた。この日母校の応援に駆けつけた平館氏は、7回表でもはやこれまでとスタンドを後にした。しかし、ここから一高の大反撃が始まった。7回裏からセーフティバント、盗塁で揺さぶりをかける攻撃で一気に逆転、一高バンカラ大応援団の「ピッチャーお代わり来い」の大コールがスタンドを揺さぶった。

そして準決勝は前年優勝の一関商工(現一関学院)を10-0(6回コールド)で撃破し決勝に駒を進めた。決勝は宿敵・強敵の盛商とは言え、公式戦秋春と連覇、練習試合を含めると3勝1分、もはや一高の7年ぶり甲子園出場を疑うものは誰一人いなかった。
杜の都の早慶戦、甲子園をかけた伝統の一戦、一高 VS 盛商。盛岡市民を二分する大決戦の火蓋は切って落とされた。

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