評価
小劇団・シアターフラッグは劇団の方向性をめぐる対立から大量の退団者を出し、解散の危機が迫っていた。「2年間で返せなければ劇団を潰す」ことを条件に主宰の春川巧は兄の司から300万円借りることになる。そこに、人気声優・羽田千歳が加わり劇団再生に向けて動き出す。
ちょうど「芝居見に行ったったな~」などと若い頃を思い出していたところに、あまりにも良いタイミングで手に取った作品。相変わらずのテンポの良さに頁をめくる手が止まらない。他人には言えない劇団員の葛藤、懐具合、舞台が出来るまでがわかってためになった。また芝居が見たくなった!