まがりかどの先に

まがりかどの先にはきっと良いことがあると信じ、目の前の人生の小路をてくてく歩き続ける日々の雑記です。

この一年

2021年12月31日 | 日記

あの3.11の『フクイチ』の原発事故からはや10年。

今、過ぎ去ったこの10年を思うとき、大震災というより、原発事故という印象がいっそう強くなった年である。

たくさんの資金を入れて、震災で被ったインフラ被害は戻ってきつつあるようだけれど、依然放射能汚染は続き、次世代への遺伝的な影響も含め、先の見えない不安ばかり。

廃炉に向けては、廃炉途中の放射能漏れ事故等を含め、まだまだ気の遠くなるような時間とお金がかかるという。

そんな中、このところ、温室効果ガス排出削減の目標というものが取り上げられ、この目標を達成するためには、原発を活用するしかないという声が聞こえだした。

原発のゴミを安全に管理、処分する方法が未だない中で、歴史上最大の原発事故『フクイチ』を発生させ、その後処理もできていない国。

原子爆弾で二度も被爆し、多くの人が亡くなり、後に後遺症でたくさんの方が苦しんでいる国。

人類史上、もっとも原子力に関連した事故の悲惨さを知っている国の指導者たちが、「原発を活用するしかない」と声を上げだしていることをとても複雑な思いで聞いた。

『フクイチ』の事故は、一定の収束をしたように見えるけれど、終息には程遠い。

人の幸福のためという名目を割り算した目標という数字をつくるために、先の見えないリスクの大きな方向に進み、後世に取り返しのつかないことをしてしまう。
これは後世に不幸もたらすことではないか。

先に進む事ばかりを考えず、我慢する(教育)、使わない(生活実践)、共有する(社会の組み換え)、そんな言葉のイメージで、全体を小さくしていくような見直しも必要ではないだろうか。

原発はやめたほうがいい、私的にはその思いを改めて強くした年だった。

早寝早起きの生活をするだけで、光熱費はかなり切り詰められる。

明日から始まる一年も、こんなごまめも歯ぎしり的な足掻きを続けながら、質素でも充実した自分の時間を送っていきたいと思っている。

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ほんと、残念な一品

2021年12月29日 | ラジオな日々

『安物買いの銭失い』というけれど、安いものしか買えないという現実もある。(T_T)

今年も街歩きやネットを通じて少しでも安く、そこそこに使えるもの。いわゆるコスパの良いものを探して使ってきた。

12月に入り、某ネットショップからポイントの有効期限切れの通知が届いた。

500ポイントあまりなので、ポイントだけで買えるもののはほとんどなく、さしあたって欲しい物もない。

税込み・送料込み580円で売っていたラジオが気になり、ほぼダメ元でポイントだけで購入(交換)した。


ゲルマラジオでもこの値段では買えない。

聞きづらい、聞こえないに違いない。それなら、興味本位に分解して構造のお勉強!と思っていたのだけれど、意外にFMは非常に良い状態で受信できた。

本当に残念なのは、画像の赤丸部分にチューナーダイヤルがあって、ちょっと接触しただけで軽く回ってしまう。ポケット等に入れて持ち歩くタイプのラジオだけれど、選局がずれてしまい、持ち歩きには適さない。

数百円でこんなに性能の良いデジタル方式(DSP)ラジオが作れるのかと感心したと同時に、チューナーダイヤルの位置を工夫するなどして干渉に耐えるようにすれば、コスパ最高の一品なのにとひとり残念がった。

(今調べたら、ヤザワのRD23BKというブツで、1600円前後で売っている。手に入れたラジオは、このチューナーダイヤルの訳ありで特別にやすかったのかな?1600円ならもう少ししっかりしたものが手に入るか(笑))

現在このラジオは、自作のゲルマラジオと共に、暁方のラジオ深夜便を聞くために使っている。

3時台の懐かしい歌謡曲タイムに、お気に入りの特集があるときなどは、いい感じでFM波を受信してくれている。これはこれで悪くはない。

今の時代、購入のタイミングやちょっとした訳ありで、同じ使用価値のものでも、価格が大きく変わっているものも少なくない。

『安物買いの銭失い』『安かろう悪かろう』とか言うけれど、限られた収入の中で、自分が期待する使用価値のものを少しでも安い価格で提供してくれるところを探す時間も楽しい時間になっている。

 

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令和3年最後のバイト

2021年12月28日 | 少し働く日々

昨年の今頃は公園清掃のシルバーバイトが雇止めとなり、今年がどんな展開になるのかという不安の中、刺激的な時間だった記憶がある。

今年は、ダブルワークでおこなってきた週2日の交通誘導のアルバイトを増やしてもらえることになり、週4日程度社会参加して働いてきた。

交通誘導のアルバイはかなり刺激的で、つらくもあったけれど、たくさんの思い、気づきのあった1年になった。

今月は23日の出勤で出勤予定の16日目となったので、年末始はゆっくりしようと思っていたのだけれど、
「あと1日だけでいいから」と要請があり、昨日、某ホームセンターの駐車場の誘導をおこなってきた。

寒気団が居座っており、寒い。

灯油缶をもったお客様の車がひっきりなしだった。

大方の真面目に働く労働者や年金を支えに暮らす者の収入面の明るい展望は一つもない中、石油価格は高止まり。
食費、車のガソリン代、光熱費など最低限の生活をおくるための値上げが続く。

そこへ来てのこの寒さ。
ほんと、身にしみるなぁ。

昨日のバイト代は、予定外の収入で、お正月の餅代(飲み代)にと思っていたが、UNICEFとMSFへ数千円ずつ送り使ってもらうことにした。

1年間、たくさんの人たちに助けられ、もうじき無事年を越せそうだ。
逆に、誰かに手を差し伸べようとしても、友達もいなければ、今は後輩も先輩もいない。アルバイトはしているけれど、組織には属さない無所属だから、自分にはその術がない。

世の中、数千円では所詮なんの足しにもたならないけれど、公的な機関を通じてでも、数人の空腹の子供にパンの1個でも届けられれば、「自分だって世話になりっぱなしではない」と自分の気持ちが明るくなる。

間違いなく、お酒を飲んで酔っ払ってうさを晴らすより健全である。(笑)

令和3年最後のバイトは、形ばかりの社会貢献で、自分の心のビタミン剤にした。

 

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アナロググッズが手に馴染む

2021年12月26日 | PC弄りの日々

今年ももうじき暮れる。

スマホの使い方にもだいぶ慣れてきた。

なんの実も生み出さないPC弄りも相変わらず飽きずに続けている。

そんな中、使用価値を一番見直したのが、これである。

『学研 現代実用国語辞典(税込み880円)』

スマホやPCの生活が主になってきたためか、文字の読みは今でもある程度できているけれど、いざペンを持ち書いて見ようとするとすべからく「こんな感じ」の漢字で、だいたいが怪しい。

スマホなどで調べるのが今風なのだろうけれど、実際それも面倒で、手元にあってさっと開いて一覧できる辞典が一番使いやすい。

電池切れにもならないし、お気に入りの一冊は、何十年も使い込める。

今まで使ってきた『角川 実用国語辞典』は、30年間使い、紙は茶色くボロボロ。そっと開かないと破れる。(笑)

わが家に伝わる古文書の様相。

こんなにコスパに優れたものも稀だと思う。

スマホやPCも便利だけれど、昭和人にとっては、こんなアナロググッズが一番手に馴染み、分かりやすいなぁ。

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雑木冬の陣2021 終わった

2021年12月12日 | 家事・雑草との日々

隣家の雑木枝整理 2021年12月05日 | 家事・雑草との日々』を受けて、本日作業。

午前中、ノコギリ、チェーンソーをフル回転で切り落とした枝のカット。

お昼を食べがてら街へ出て、90×180cmのラティスフェンスを2枚調達。

目隠しに設置した。

切り落とした枝の大半は、ラティスフェンスの向こう側(わが家と隣家の境界上かな?いや、隣家かな😁 まあ、苦情にはならんだろ)積み置きして自然に戻すことにした。

11月から始めた雑木冬の陣2021。
全8回(日)で本日終了である。

年々いい仕事が、短期間にできるようになってきた。(自画自賛!)

こういう家事は、早期退職後の公園清掃のシルバーバイトが非常に役立っている。

業者を頼めば、短時間に事後の処分もキレイに仕上げてくれるのは間違いないけれど、十万円単位のお金がかかることもまた間違いない。

今回の出費は、ラティスフェンス(8,316円)のみ。

事前に作業の仕方や物品などいろいろ調べて楽しみ、買い物をして楽しみ、作業を考え計画し、作業して楽しみ、結果、現状の少ない収入を補うことができる。

こんな時間の過ごし方を、体が続くうちは続けたいと思う。

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