『四千万歩の男』計画を思いついたとき、『日本一周あるこうかい』というPCでのバーチャルウォーキングサイトに参加して、随分励まされ歩いてきた。
『日本一周あるこうかい』は、すでに閉鎖。
その後見つけた同様の『エンジョイウォーキング』サイトも先月末から接続できなくなってしまった。
両サイトとも、個人で開発し広告もない無料でのサービスだった。
PCが個人に普及した1990年代後半からしばらくは、発想、技術を競うように、こういうサイトやアプリ(個人開発のプログラム)が無料で公開されていた。
そういうリーダーたちによって、キーボードを右手の人差し指1本で打っていた 自分も、自己流ながら両手でバチバチ文字を打てるようになったし、簡単なプログラムも組めるようになった。
UbuntuフィレーバーのOSを試すにあたっても、こういう時間の中で培われた「わからなかったら、Web(先達)に聴く」という習慣があったから、難なくできた。
でも、今の情報はみな広告収入を含めた「お金目当てだ」
自分の知っていること、自分の発見したことで、他の人の助けになるって素晴らしいことだとおもうんだけれど・・・・
『エンジョイウォーキング』サイトは、こんな昭和の時代のノスタルジーと言われれば、そのとおりかもしれないけれど、かなり寂しい。
実際、システム開発時間だって時間換算すれば相当な金額だろうし、サーバーを動かし続ける費用だってかかる。
庶民が、長期に渡って趣味、道楽でできることではない。
ponyoさんの社会貢献に感謝である。
私的に進めている『四千万歩の男』計画の日々のデータは、事務的になってそうとうつまらないけれど、Libre Office の表に直接打ち込むことにした。
おかげさまで、2014年11月19日に始めたこの計画も10年、11月末で『27,268,387歩』まで来ました。
まだまだ先は長いんだけれど、伊納忠敬の歳まで歩き続けられたなんとか達成できそうだ。
次のまがり角までを積み重ねて、愚直に歩きたい。
まがり角の先に道がないというときも、近い将来来るんだろうけれど、そんな心配をするのなら、今の一歩だ。