シルバーバイトから帰り、OCNのメールボックスをひらいてみたら、『メールボックス使用容量の対象範囲変更のお知らせ』という表題で『Yahoo!メール』さんからのお知らせが届いていた。
メール認証にはPassしており、正規の『Yahoo!メール』さんからのお知らせのよう。
その概要は、「2024年4月以降よりサーバー負荷の状況に伴い、メールボックスの使用容量の対象範囲を全フォルダーに変更いたします。現在Yahoo!メールでは、「迷惑メール」フォルダーや「ゴミ箱」のメールは、メールボックスの使用容量の対象範囲には含まれていません。(略)メールボックスの空き容量が減少する可能性があります。(略)
ご不要になった「迷惑メール」フォルダーや「ゴミ箱」のメールを削除いただくなどご対応をお願いいたします」
というもの。
Googleさんにしても、Yahooさんにしても、『サーバー負荷(経営的な負担)』が、今回の対策に踏み切ったもとにあるのだろうと推測できる内容だった。
事業者の迷惑メール対策が進めば、結果として、一利用者としても大変ありがたいことではある。
でも一方で、かなり有効な対策が広く定着すれば、また、新しい騙しの手口を考え出す人がいるわけで、イタチごっこになるんだろうけれど。。。
「迷惑メール」などを使った詐欺行為が続けば、近い将来『無料』で使えるメールボックス(アドレス)なんてのもなくなって、世の中、課金だらけの社会になっていくんだろう。
収入の低い者は、最低限の文化的なサービスも使えなくなるのか。(涙)
ますます、格差社会の拡大である。
課金されても、損害があればその部分を保証してくれるのならまだいいけれど、有料サービスでも、個人情報やパスワードがもれることはよくあることだし、それらを使った犯罪もある。
『安心を有料=お金で買う』という気休めはあるけれど、実際には、『有料=お金はらっているから、安心』とはならない場合も多い。
『有料=お金はらっているから、安心』という心理は、まさしく、詐欺師の着眼点かも。(笑)
結局なんでも『有料、お金』の悲しい社会に向かっているってことらしい。
お金を払える人は使い続けるだろうけれど、負担に耐えない人は、そのサービスを使わなくなるだろう。
テレビもパソコンも、携帯電話も、メールやSNSもなくても、少しの電気とガスと水、「一日に玄米四合と
味噌と少しの野菜」があれば、生きていける術はある。
でも、これって、社会全体でみれば、どんどん活力がなくなっていくということ。
SNSやe-mailの文化は、昭和の終わり頃のパソコン通信なんて時代から30年以上に渡って日本に根付いてきた。
値上げを目論んでいるどこかの企業理念じゃないけれど、少しの通信料という安い料金で、全国、いやいや世界の津々浦々まで、あまねく公平に連絡がとれる、便利な良い文化だとおもうけれど、結局これを迷惑行為、犯罪行為をする輩が悪用し、壊していく。
人間は、ほんとバカげた生き物だなぁと思いつつ、メールを読み終えた。
まったく明るい展望のない国になってきた感じ。
暗い展望の先に、明るい未来の日々はないわなぁ。